香川県・まんのう町観光へ！日帰りモデルコース｜香川大学の学生が考案

香川県南西部に位置するまんのう町。中四国最大級の野外ロックフェスの開催地として知られていますが、魅力はそれだけじゃないんです。
今回、「地元の今」を探るよんでん編集部に協力してくれたのは現役香川大学生。おすすめの日帰り観光モデルコースを2つ紹介してくれました！

香川大学生考案！まんのう町観光モデルコース

【ファミリー向けアクティブコース】
自然を満喫しながら、ご当地グルメも堪能！小さなお子さん連れでもゆったりと楽しめるコースです。

【おしゃピクコース】 
おしゃピク（おしゃれピクニック）がしたい方向けのかわいい！おいしい！を詰め込んだ、内容もりだくさんのコースです。友達同士、カップルにおすすめ。 

それでは、モデルコースに登場したスポットをご紹介していきます！

「カレンズ」まんのう町の人気パン屋さんで朝ごはん

「まんのう町で愛されている、ローカルなパン屋さんに行ってみたいなと思って」と学生の福田さんが紹介してくれたのが「カレンズ」。
焼きたてパンをテイクアウトしようと、早速店内を回ってみました。朝7時からオープンしているので朝ごはんにもぴったりです（月・火は定休日）！

「フィッセル明太子」はカレンズでも一番人気のパン。フランスパンに特製明太子バターをサンドして焼き上げています。

「かわいい～！」と思わず歓声が上がったのは「パンダのパンだ」*。
脱力系の見た目と、頭部分にはチョコ、体部分にはカスタードというわがままボディが人気の秘密みたいです。

*「パンダのパンだ」は、クリスマスシーズンには「ゆきだるま」という商品に期間限定で入れ替わります。

古民家カフェ「ハナあかり」でケーキをテイクアウト

「おしゃピクといえば、かわいいケーキはマストアイテム！ずっと来てみたかったこともあって、選びました」と学生さんに連れられてやってきたのは「ハナあかり」。
若草色ののれんが目印の、まんのう町で人気の古民家カフェです。

築90年の納屋をリノベーションした店内は、アンティーク好きのオーナーさんが集めた家具や雑貨が所狭しと並んでいます。中には海外から買い付けしたものもあるんだそう。
「レトロで、古い建材を活かした空間が魅力的ですね」と学生の岡さん。

ケーキや焼菓子は全て、高松の有名洋菓子店でパティシエをしていたオーナーさんの手作り！その腕前は、県外からもファンが訪れるほどです。

学生さんたちは、ロールケーキと季節のフルーツタルト、ピスタチオのバスクチーズケーキをおしゃピク用にテイクアウト。

古道具やアンティーク家具に囲まれた空間でのカフェタイムは、どこか懐かしくて落ち着きます。
「今度はゆっくりお茶しようね」と後ろ髪を引かれる思いで次のスポットへ。

「サニーサイドフィールズ」のチョコとサステナブルな空間

次にやって来たのは「SUNNYSIDE FIELDS（サニーサイドフィールズ）」。ここで学生さんたちが特に楽しみにしていたのは「畑のチョコレート市場」！
数種類のクラフトチョコレートをお好みでカップに詰めていくサービスですが、取材時は夏季バージョンということで、選んだアイスにチョコレートをかけて、ナッツやグラノーラを自分でトッピングできる仕様でした。欲張ってヤギさん型のクッキーものせちゃいます！

ちなみにSUNNYSIDE FIELDSでは、本物のヤギさんと触れあうこともできます…！

学生さんがこの場所を選んだ理由の一つが“廃材をサイクルアップしたサステナブルな場所”であること。実際にお店の至る所にドラム缶や竹籠を使ったインテリアがあり、これらは地域の方から引き取った廃材を使ったものです。
「暮らしの道具がこういう形で生まれ変わるのは新鮮、だけど落ち着きます」と学生の福田さん。

SUNNYSIDE FIELDSは、売り手とつくり手、買い手がゆるやかに繋がれる場にしたいという思いから、自然と人工物、古いものと新しさなど一見すると対極にあるものをあえて混ぜた空間づくりをしています。

SUNNYSIDE FIELDSでは、目の前で加工されたチョコレートやそのチョコレートを使ったスイーツをその場で購入できます。ピクニックのお供にも、お土産にもぴったりです！

SUNNYSIDE FIELDSについてもっと知りたい方はこちらの特集記事もチェック！

「道の駅ことなみ エピアみかど」で温泉を堪能・お土産選びも

まんのう町の特産品や、風土を感じたい方におすすめなのが「道の駅ことなみ エピアみかど」。

産直市には野菜やお肉、お土産エリアには加工品や雑貨が充実。早速お土産探しをします！

まず見つけたのは「黄色い魔法の洗顔せっけん」。
大輪の花を咲かせるひまわり畑は、まんのう町の夏の風物詩。「ひまわりオイルを使った製品は、ぜひまんのう町を観光する際に手に取ってほしい商品の一つです」と学生の川西さん。

ひまわりがモチーフのまんのう町のマスコットキャラクター「まんテンちゃん」。ぬいぐるみを発見した小林さんは「かわいいから連れて帰りたいなと思って」とまんテンちゃんを気に入った様子。

併設されている温泉も要チェック！旅の疲れを癒やしてくれます。

道の駅から徒歩5分！「美霞洞渓谷」でマイナスイオンを感じる

道の駅ことなみの駐車場から降りて遊歩道を進むと「美霞洞（みかど）渓谷」に到着。夏場でもひんやりとしていて、マイナスイオンをたっぷり浴びることができます。

「都市から離れて川や山など自然の中で過ごしたり写真を撮ったりすることを“自然界隈”って言うんですけど、美霞洞渓谷はまさに自然界隈におすすめのスポットです！」と小林さん。
春は桜が咲き、秋は紅葉と季節ごとの自然豊かな風景を楽しむことができます。

「国営讃岐まんのう公園」で映え写真撮影＆おしゃピク

四国最大級の音楽フェスの会場としても知られる「国営讃岐まんのう公園（以下、まんのう公園）」。
「広々とした芝生がピクニックにぴったりだと思いました！」と学生の小林さん。

カレンズやハナあかり、 SUNNYSIDE FIELDSで購入したまんのう町グルメを並べておしゃピクスタート！
まんのう町のイメージキャラクター「まんテンちゃん」のぬいぐるみもセットして記念写真。

しっかり映え写真を撮ったら、いただきます！

まんのう公園の「ハーブ教室」でハンドメイドに挑戦！

まんのう公園内にある「ハーブ教室」では、フラワーボックスやハーバリウム作りを体験できます。初めてでも講師が教えてくれるので素敵な作品が作れますよ。

*開催日は事前にお問い合わせください。

実際に体験した4人の完成品はこちら！思い思いの作品に仕上がりました。

レンタサイクルでまんのう公園をぐるっとサイクリング

園内にあるサイクリングセンターでは、自転車の貸し出しを行っています。サイクリングコースは5.88kmと走りごたえのある距離。

クロスバイクやマウンテンバイク、子ども用の自転車まで種類も豊富。岡さんと福田さんが選んだのはタンデム自転車！
「普段乗り慣れてないタンデムを選んでみたけど、息を合わせるのが難しそう」と少し不安そうだった岡さんと福田さん。すぐにコツを掴んでスイスイと乗りこなしていました。

「谷川米穀店」まんのう町のうどん店で香川のソウルフードに舌鼓

続いて訪れたのは「谷川米穀店」。
「教授から教えてもらったお店で、“香川でうどん食べるならここは外せない！”と大絶賛だったんです」と学生の川西さん。これは期待値が上がります…！

メニューは開店当初から変わらず1種類。量（小・1玉、大・2玉）と温かさ（温、冷）を選んでオーダーするだけ。トッピングで生卵を付けることもできますよ。

うどんを受け取ったら、醤油をかけていただきます。
つゆがないので、うどんそのものの味がしっかり伝わります。余計なものをそぎ落とした究極のシンプルスタイルは、素材で勝負する谷川米穀店の覚悟を感じます。
「するする食べられるから、2玉にすれば良かった…！」と学生さんたちもあっという間に完食！

辛いのが好みの方は谷川米穀店のオリジナルトッピング「青明神」を試してみて！ピリッとした辛味がコシのある麺によく合います。
トライしてみた学生の岡さん曰く、「初めて食べる人は半スプーンから試した方がいい」とのこと。

まるで絵本の世界！「Cafe A little」でティーブレイク

まるで絵本の世界に迷い込んでしまったかのような非日常感を味わえるのは「Cafe A little」。

イングリッシュガーデンを意識したお店には、オーナーさんが国内外で長年集めてきたこだわりのアンティーク雑貨が並んでいます。

これには思わず学生さんたちも写真を撮る手が止まりません！

部屋の片隅にある、くぼんだ部分のアルコーブは小さな隠れ家のような席で、落ち着く特等席。「Instagramでこの写真を見て、ずっと来てみたかったんです！」と川西さんと小林さんも夢中に。

そんなCafe A littleでいただくのは和パフェ。非日常な空間の中でも、ほっと安らげる味わいです。

まんのう公園キャンプ場「ホッ！とステイまんのう」でバーベキュー体験

たくさん体を動かした後は、まんのう公園内にあるキャンプ場「ホッ！とステイまんのう」へ。ここでは好きな食材を持ち込んで、バーベキュー体験ができちゃいます！

「お疲れさま～！」と元気な乾杯からバーベキューがスタート。
自然の中で心地よい風を感じながら楽しみました。

今回バーベキューをしたのはログハウス風のキャビン。ホッと！ステイまんのうには、キャビン以外にもトレーラーハウスやフリーサイトがあります。さまざまなスタイルのキャンプが楽しめそうです！

予約は公式Webサイトからできます。

香川大学の学生考案！まんのう町モデルコースをおさらい

香川県公式Instagramやまんのう町公式Webサイトで学生が活躍！

今回ご紹介したモデルコースは、香川県の産官学が連携した組織「大学・地域共創プラットフォーム香川」の取り組みの一環として制作されたもので、香川県やまんのう町も全面協力しているんです。

「うどん県【香川県】」のInstagramでも、現役香川大学生が考えるまんのう町のモデルコースをチェックできます！

まんのう町の魅力発信ポータルサイトはこちら！

香川大学では、他にも満濃中学生とコラボした町の魅力を発信する動画制作プロジェクトも。

まとめ｜アクティブ派？おしゃピク派？どっちも大満足できるまんのう町

いかがでしたか？バーベキューや、自然の中で思いきり遊ぶアクティブな旅。カメラ片手に、映える風景を探して歩く、おしゃピク（おしゃれピクニック）旅。どちらもまんのう町ならではの体験がたくさん楽しめます！

ぜひモデルコースを参考に、まんのう町を観光してみてくださいね！

*2025年11月27日時点の情報です。内容は変更となる場合がありますので、最新情報をご確認ください。