「石堂」さんが紹介してくれたのは、愛媛県松山市の道後アート巡り。湯のまちでアートな雰囲気を楽しもう!

愛媛

蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART徹底レポ!本館ライトアップと限定お土産も紹介

道後アート・道後温泉本館のライトアップ
【「道後温泉本館インスタレーション」】

2025年10月10日から2027年2月28日まで、約1年半にわたり開催されている「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」。写真家・映画監督として世界的に活躍しているアーティスト・蜷川実花さんと、クリエイティブチームEiMによるアートプロジェクトです。
舞台となるのは、日本最古の温泉ともいわれる道後温泉。2024年に改築130周年を迎えた道後温泉本館、椿の湯、そして道後商店街まで、湯のまち全体が“ひとつの作品”としてアートに包まれています。

蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART 2027年2月28日まで開催

道後アート・道後温泉本館エントランス陣幕
【「道後温泉本館 エントランス陣幕」】

道後温泉本館は、2024年に改築130周年を迎え、保存修理工事に着手してから約5年半ぶりに本館全館での営業が再開されました。
その節目を経て開催中なのが、2025年10月10日からスタートした長期アートプロジェクト「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」です。

会期は2027年2月28日まで。
道後温泉本館をはじめ、まち全体が舞台となり、湯のまちがアートで彩られます。

道後温泉本館・椿の湯・道後商店街へ広がる美しい現代アート

道後アート・道後温泉本館の神の湯二階席
【「道後温泉本館インスタレーション」】

今回のアートプロジェクトのコンセプトは 「いのちの咲く湯 -A Place for Blooming-」。
古くから人々の心と身体を癒やしてきた道後温泉の神話、歴史、文学、暮らしの記憶を“花”の姿として表現。

写真家・映画監督・現代美術家として幅広く活動するアーティストの蜷川実花さんと、科学者・エグゼクティブディレクターの宮田裕章さんらで構成されるクリエイティブチームEiMがともにつくり上げるこのプロジェクトは、伝統と現代アートが重なり合う試みです。

道後温泉本館|伝統建築と極彩色の調和、色彩と光のインスタレーション

道後アート・道後温泉本館エントランス陣幕
【「道後温泉本館 エントランス陣幕」】

道後温泉本館の入口に設置された陣幕には、松山市の市花である椿をはじめ、四季の花々や金魚、和傘といったモチーフを展開。130年を超える歴史を刻んだ道後温泉本館の佇まいと、蜷川実花さんならではの極彩色の世界が調和しています。

道後アート・道後温泉本館インスタレーション神の湯二階席襖外観
【「道後温泉本館インスタレーション」】

本館の北側・西側の障子やガラスにも作品が展示され、建築の細やかな意匠を引き立てるように、色と光が重なります。

道後アート・道後温泉本館
【「道後温泉本館インスタレーション」「道後温泉本館 エントランス陣幕」】

17時からは、ライトアップにより幻想的な雰囲気に。時間帯によって異なる景色が楽しめるのも魅力です。

本館は今も現役の温泉施設であるため、入浴とアート鑑賞を同時に体験できるという、ほかにはない楽しみ方ができるんです!

道後アート・道後温泉本館の神の湯二階席の内側から見た様子
【「道後温泉本館インスタレーション」】

本館の「神の湯 二階席」では館内から障子のインスタレーションを楽しむことができ、湯上がりにゆったりと作品を愛でながら、お茶とお菓子で一服を楽しめます。

道後アート・道後温泉本館の神の湯二階席内部の襖など
【「道後温泉本館インスタレーション」】

「霊の湯 三階個室」もアート作品で彩られていて、静かな環境で美しい世界をゆっくりと楽しむことができます。

【インフォメーション|道後温泉本館】
[営業時間]
6:00〜23:00(入浴コースにより異なる)
[定休日]
なし(年末大掃除のため12月上旬に臨時休館あり)
[「道後温泉本館インスタレーション」のライトアップ]
17:00〜23:30

椿の湯エントランス|椿に彩られた、松山らしい暖簾アート

道後アート・椿の湯エントランス
【「椿の湯 エントランス暖簾」】

地元の人々に長く親しまれている「椿の湯」も、今回のアートプロジェクトの作品が展示されています。

入口には椿の花などの写真を用いた暖簾が設置され、重厚感のある石造りの外観を華やかに彩っています。

【インフォメーション|道後温泉 椿の湯】
[営業時間]
6:30〜23:00(札止22:30)
[定休日]
なし(年末大掃除のため12月上旬に臨時休館あり)


道後商店街に設置されている 提灯ゲート|駅から本館への導線が“アートの入口”に

道後アート・道後商店街入口提灯ゲート
【「提灯ゲート」】

伊予鉄道道後温泉駅から本館へと続く道後商店街の入口には、提灯と陣幕を用いたゲートが登場。
本館の陣子から着想を得た作品を使用し、道後へ足を踏み入れた瞬間からアートの世界に入り込むような感覚を味わえます。

道後アート・道後商店街入口提灯ゲート
【「提灯ゲート」】

提灯の明かりが灯る商店街は、道後らしい温かさと現代アートの華やかさが自然に溶け合い、ライトアップされる夕方以降は特に印象的です。

【インフォメーション|提灯ゲート】
[住所]
愛媛県松山市道後湯之町
[「提灯ゲート」のライトアップ]
17:00〜23:00

写真と動画で楽しむ今だけの“新しい道後温泉”

DOGO ART開催期間中はどの場所も絵になりますが、なかでも最も注目したい道後温泉本館のおすすめ撮影ポイントをご紹介します。

●正面右サイド

道後アート・道後温泉本館正面右サイドから撮影
【「道後温泉本館 エントランス陣幕」】

道後温泉本館を撮影するときは、まずは王道のアングル、正面の右サイドから狙ってみましょう。エントランスの陣幕はもちろん、赤いギヤマンガラスの振鷺閣(しんろかく)まできれいに収めることができます。

●正面左サイド

道後アート・道後温泉本館ライトアップの全体
【「道後温泉本館インスタレーション」】

道後温泉本館インスタレーションを中心に撮影する場合は、正面向かって左側からがおすすめ。北側と西側の障子・ガラスに飾られた作品をきれいに収めることができます。

●北側

道後アート・道後温泉本館ライトアップ襖の全体
【「道後温泉本館インスタレーション」】

北側の作品を正面から狙うもよし、斜めに振るもよし。時折、館内で休んでいる人が障子を開けて顔を出すこともありますので、映り込みにはご注意を。

道後アート・道後温泉本館ライトアップの全景
【「道後温泉本館インスタレーション」】

●神の湯 二階席

道後アート・道後温泉本館神の湯二階席内部の様子
【「道後温泉本館インスタレーション」】

空間を広めに切り取ることで、歴史ある建築とアートの融合がより際立ちます。
もちろん、館内ではまわりのお客さんへの配慮も忘れずに。

愛でたいPoint!

道後温泉本館の神の湯 二階席から作品を楽しむなら、自然光が入る昼間がおすすめ!一面に飾られた蜷川さんの写真作品が、柔らかい光で浮かび上がります。
夜は、ライトアップされた外観をぜひチェックしてくださいね。「日没直後、空が濃い青色に染まる時間帯の撮影がおすすめ」とカメラマンさんに教えてもらいました!

オフィシャルショップ「蜷川商店」が初登場!道後限定アイテムをチェック

道後アート・道後温泉本館前のオフィシャルショップ「蜷川商店」外観
【「オフィシャルショップ『蜷川商店』」】

今回、道後のアートプロジェクトで初となる蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ARTオフィシャルショップ「蜷川商店」が道後温泉本館前に登場!

道後アート・道後温泉本館前のオフィシャルショップ「蜷川商店」内観
【「オフィシャルショップ『蜷川商店』」】

一六本舗 道後店の店舗を改装した極彩色の店内に、蜷川さんのオリジナルグッズはもちろん、地域にゆかりのある商品とコラボレーションしたグッズが並びます。

道後アート・道後温泉本館前のオフィシャルショップ「蜷川商店」にあるガチャガチャ

ガチャガチャも大好評。お目当てのアイテムが出るまで、何度もチャレンジする強者もいるそう!

道後アート・道後温泉本館前の蜷川実花オフィシャルショップ「蜷川商店」のチャーム

蜷川実花さんのファンならぜひ手に入れたい、素敵なチャームが当たりました!

「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」と一六タルトがコラボ

「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」とコラボした一六タルトもお土産におすすめ。
「ひと切れ 一六タルト 柚子」のパッケージを、今回のプロジェクトにちなんだ4種類の美しいデザインで装い、一箱に詰め合わせています。

一六タルト 「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」の箱

会期中(2027年2月28日まで)の限定販売なので、ぜひこの機会にゲットしてくださいね。

【インフォメーション|オフィシャルショップ「蜷川商店」】
[住所]
愛媛県松山市道後湯之町20-15

まとめ|道後が咲き乱れる!光のインスタレーション&ライトアップは必見

道後温泉本館エントランス
【「道後温泉本館 エントランス陣幕」】

国の重要文化財の道後温泉本館をはじめ、まち全体にアート作品を展開するというプロジェクトに挑んだ「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」は、2027年2月28日まで続くロングラン。
昼と夜、季節によってまちの表情が変わるので、何度訪れても新しい発見があるはず。

道後アートの提灯ゲート
【「提灯ゲート」】

歴史ある道後温泉本館で湯浴みと美しい現代アートを楽しむ…新しい道後温泉の姿を体感しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART

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*2025年12月25日時点の情報です。内容は変更となる場合がありますので、最新情報をご確認ください。

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