2026.03.19 味わう
三津浜商店街でランチ・カフェ巡り|三津浜焼きと人気店を歩いて楽しむ港町散策

松山市西部にある「三津浜商店街」は、歴史ある港町のムードが残りつつも、近年は移住者が増えてカフェやパン屋など新しい店が集まり始めています。食や雑貨、ものづくりなど多彩な個性に触れられ、歩くほどに新しい発見があるエリアです。

室町時代から残るとされる地元の交通手段 「三津の渡し」が近くにあり、港町らしい非日常を体験できる三津浜。古さと新しさが心地よく交わる港町ならではの、ローカルな魅力あふれるスポットをご紹介します。
目次
お好み焼き みよし|三津浜商店街を代表する「三津浜焼き」の老舗

まず最初にチェックしたいのは、三津浜のソウルフード「三津浜焼き」!
「三津浜焼き」とは、生地の上に麺やちくわ、天かす、たっぷりのキャベツと甘辛く味付けした豚肉や牛脂を重ね、最後に卵生地で包み込む鉄板グルメです。雰囲気は広島風お好み焼きによく似ていますが、最も大きな違いはやはり半月型のルックスでしょう!

昔の鉄板焼き屋さんは、カウンターにある1枚の鉄板で、店員さんによる焼きの作業とお客さんの食事が、同時に行われることが当たり前でした。その中でスペースを有効活用するために、三津浜焼きはこの半月型で提供されるようになったという一説もあるのだとか。

今回お邪魔したのは、三津浜商店街の入り口に店を構える「お好焼き みよし 駅前店」。
オープンから紆余曲折を経てここ三津浜で20年以上営業を続ける、地域住民にも長年親しまれてきた三津浜焼きの名店です。

「みよし」の三津浜焼きは、ぎゅっと濃縮した旨味が感じられるさば粉をたっぷり使用!ソースもここでしか味わえない、オリジナルブレンドとのこと。具材をふんわり包み込む、薄焼きの卵生地もポイントです。

中の麺具材はそばとうどんが選べますが、そばで注文する方が約7割ぐらいなのだそう。シングル(1玉)(700円)とダブル(2玉)(900円)から選べます。昔懐かしい味わいとボリューミーさも大きな魅力!

お店には観光客はもちろん、訪れたこの日も次々と電話が鳴り、持ち帰り注文を受け取りに来る地元の方々でにぎわっていました。子どもからお年寄りまで、世代を問わず愛されているお店です。
広島風 お好焼き みよし 駅前店
- 愛媛県松山市住吉1丁目4-17
- 089-952-3262
- なし
うみねこ堂|蕎麦カフェ・イタリアンランチなど日替わりのシェアキッチン

2023年、三津浜に誕生した「うみねこ堂」も、今地域で注目を集めるスポットのひとつ。
愛媛・松山では珍しい、曜日ごとに料理人や菓子職人など、さまざまな店主が入れ替わるシェアキッチンです。
イベントスペースもあり、新しい挑戦の場や、食を通じたコミュニティが広がる場所にもなっています。

建物のオーナーを務める今野さんご夫妻は、元々北海道・岩手のご出身で、2022年に神奈川から愛媛へと移住してきました。

うみねこ堂の建物は、なんと明治45年に建築された旧三津浜銀行の倉庫!
地域の“町屋バンク”から紹介され、「この場所で何かできたら面白そう」と感じ、シェアキッチンを始めてみようと思ったのだとか。

この日ランチ営業を行っていたのは、主に毎週金曜日に出店しているイタリアン「Ricco」。
店主の渡邉樹紀さんは伊方町出身で、お店のメニューには幼少期から慣れ親しんだ味でもある、八幡浜の新鮮な海の幸を贅沢に使っています。

大阪で10年以上イタリアンのお店に勤めていた渡邉さん。愛媛にUターンし、現在は本業のお仕事をしながら、定期的にうみねこ堂で料理人として腕を振るっているそう。
「いつかは自分自身の実店舗を持ちたい。その準備段階・修業期間としても、シェアキッチンの存在はとてもありがたい」と話してくれました。

この他にもオーナーの今野さんご夫妻による、自家製の蕎麦粉を使った十割蕎麦やスイーツを提供する蕎麦カフェ「わたしのそば」も人気です。

建物の2階は広々とした空間を確保しつつも、趣きある土壁などの内装をそのまま生かしたフリースペース。不定期にアコースティックライブや映画上映会、ハンドメイドマルシェなど、さまざまな催しが開かれています。

時には1階のキッチンスペースと合同で、食といろいろな文化を掛け合わせたユニークなイベントも開催。

営業日や出店情報、イベントの開催情報は、公式WebサイトやSNSでチェックしてみて。
うみねこ堂
- 愛媛県松山市三津1丁目10-8
- 089-989-7585
- あり(7台)
- https://umineko-do.jp/
- https://www.instagram.com/uminekodomitsu
エヌズキッチン&ラボ|三津浜商店街で人気のオシャレでかわいいパン屋さん

三津浜商店街を散策するなら、絶対に立ち寄りたいのが「N’s Kitchen & labo(エヌズキッチンアンドラボ)」。かつて金物屋さんだったという風情ある建物を生かした、レトロでナチュラルな佇まいが魅力の人気ベーカリーです。

ずらりといろんなパンが並ぶ光景はもちろんのこと、店内にはほっと一息つけるカフェスペースも併設。アンティークな家具や小道具で作られた空間は、なんだかノスタルジック。

オリジナリティあふれるメニューがたくさん揃う中、お店の名物パンといえばやはり「シナモンロール(380円)」!たっぷりのシナモンと、中に入ったくるみの食感がアクセントになり、やみつきになるおいしさです。

お店を営む小池さんご夫妻は、それぞれ松前町、松山市・興居島のご出身とのこと。
松前町のはだか麦を使用したオートミールやグラノーラ、興居島で作られた柑橘ジュースなど、お二人の出身地にちなんだユニークかつヘルシーな商品も、お店の魅力のひとつとなっています。

創意工夫あふれる多彩なパンや焼き菓子だけでなく、さまざまな“愛媛のいいもの”に触れられる。それもまた、エヌズキッチンアンドラボがたくさんの人に愛される理由なのかもしれません。

店頭にあるベンチやネオン看板も、かわいくてオシャレで写真映え◎!
営業時間外でも、自動販売機でパンなどを購入できるのがうれしいですね。
N’s Kitchen & labo
- 愛媛県松山市住吉1丁目3-33
- 090-8979-1520
- あり
- https://www.instagram.com/nskitchen_labo/
島のモノ 喫茶 田中戸|三津浜商店街で愛される季節のかき氷とカフェスイーツ

そして三津浜といえば、外せない人気店がこちらの「島のモノ 喫茶 田中戸」。
風情ある外観や、ゆったりとした時間が流れる落ち着いたムードの店内はもちろんのこと、お店の一番の名物はやはりかき氷!

例年4~10月の間、期間限定で販売されているかき氷。
愛媛の定番でもある多彩な種類の柑橘だけでなく、桃やメロン、キウイなど。
旬のフルーツを使ったかき氷を目当てに、列に並んだことのある人もきっと多いことでしょう。

また、定番のカフェスイーツや素材にこだわったドリンクも大人気!季節や世代を問わず、日頃から地元の人や県外からの観光客にも親しまれている場所なんです。

お店を営むご夫妻のユーモアあふれる温かな人柄も、ここにたくさんの人が集う理由のひとつなのでしょう。

田中戸は、このエリアにいち早く新風を吹き込み、三津浜のにぎわいを生み出した存在。
今では、地域を盛り上げたい人が自然と集う場所にもなっています。
田中戸の魅力は、ぜひお店に足を運んで、あなたの目や耳、そして舌で直接確かめてみて。
島のモノ 喫茶 田中戸
- 愛媛県松山市住吉2丁目8-1
- 090-6280-3750
- あり
- https://www.instagram.com/tanaka_do/
まとめ|松山の穴場・三津浜商店街でカフェ・ランチ巡り!

道後温泉や松山城といった王道の観光スポットもいいけれど、もっと知る人ぞ知るツウ向けな松山観光を楽しみたい!そんな方にはまさにぴったりな場所が、注目のローカルエリア・三津浜商店街です。
新しい店と昔ながらの町並みが共存する、風情ある港町。徒歩でゆったり歩いて回れる規模感も、うれしいポイントですね。ぜひ今度の休日は、ここでいつもとちょっぴり違うムードの愛媛旅を楽しんでみては?
愛でたいPoint!
穏やかな時間の流れの中で、レトロさと新しさの両方が共存する不思議なムード。
そして何より、商店街を中心に港町エリアのあちこちにあるお店は、個性あふれるスポットばかり!
人々を虜にする三津浜の人気の秘密を、五感でたっぷり感じる取材となりました。
[今回訪れた場所]

*2026年3月19日時点の情報です。内容は変更となる場合がありますので、最新情報をご確認ください。
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