2025.10.16 泊まる
コテージ泊もデイキャンプも!徳島「月見ヶ丘海浜公園」で週末アウトドア

徳島阿波おどり空港から車で約5分の場所にある「月見ヶ丘海浜公園」。
日帰りでさくっと楽しむデイキャンプも、雨風の心配なくゆっくり過ごすコテージ泊体験も可能です。
「大自然の中でのキャンプはまだハードルが高いかも…」そんな方にぴったりの、週末のレジャーにおすすめしたいコテージでのバーベキュー・デイキャンプを詳しくご紹介します。
目次
月見ヶ丘海浜公園のコテージが人気!徳島でお手軽キャンプ体験
徳島空港からほど近い月見ヶ丘海浜公園内では、「お月見ビレッジ」と名付けられたエリアに10棟のキャンプ用コテージが並んでいます。
コテージ泊はテント設営の必要がなく、雨や暑さ寒さを気にせず快適に過ごせます。アウトドア初心者でも“キャンプ体験”気分を楽しめるのが魅力です。
月見ヶ丘海浜公園「ビジターセンター」でチェックイン

月見ヶ丘海浜公園は、広々とした駐車場が約370台分用意されています。
公園に入り、駐車場に車を停めてすぐの建物は「月見ヶ丘海浜公園ビジターセンター」。
館内には売店やレストラン、コインロッカー、シャワー室などの設備も充実。
小さなお子さん連れでも安心して過ごせる、便利な拠点になっています。

月見ヶ丘海浜公園ビジターセンターでさらに注目したいのが、建物の屋上にある展望デッキ。
360度ぐるりと見渡せる絶景スポットで、徳島阿波おどり空港へ発着する飛行機が間近に見られることも!
コテージ「お月見ビレッジ」でゆったり快適ステイ

それぞれのコテージには月にちなんだ名前が付けられています。一緒に泊まる家族や仲間と「今日は“十三夜月”に泊まるよ」と、まるでおとぎ話の世界に向かうような会話を楽しめますね。

お部屋のタイプは人数や過ごし方に合わせて4種類から選べます。
昼間は海岸や公園など外でたっぷり遊んで、夜は窓の外に広がる静かな月を眺めながらバーベキューを楽しむことができますよ。
「デイキャンプエリア」のバーベキュー施設は利用無料!

公園内にあるデイキャンプエリアでは、コテージ利用客でなくても自然の中でゆったりとバーベキューが楽しめます。
せせらぎが心地よい人工の小川が流れる日帰りキャンプ場で、木陰にテーブルやベンチが並ぶスペースは、ファミリーにとって過ごしやすさもばっちりです。

バーベキュー施設は、レンガタイプとテーブルタイプの2種類から選べます(写真はテーブルタイプ)。
月見ヶ丘海浜公園コテージ・デイキャンプの利用料金と予約方法
コテージの予約は公式Webサイトからできます。
料金は、基本料金 12,560 円+利用料金(大人1名1泊につき 830 円、小人1名1泊につき 410 円)です。
*大人/高校生以上、小人/小学生・中学生、小学生未満の幼児は加算無料
バーベキュー施設(レンガタイプ/テーブルタイプ)の利用は無料ですが、当日申し込みが必要です(事前予約不可)。ビジターセンターの総合案内所にて先着順で貸し出しています。
炭焼き台、網、炭つかみ、金だわしなど洗い道具をレンタルできます。炭や着火剤、トングなどは各自で持ち込みが必要です。
食材も各自持ち込み。好きな食材を持ち寄りましょう!
コテージ利用者限定でケータリング焼肉セットの注文が可能です。
手ぶらなのに本格的なバーベキューができちゃいます!
デイキャンプでバーベキューセットを持参する場合は、事前・当日共に申し込み不要。気軽に利用できるのがうれしいポイントです。
月見ヶ丘海浜公園で眺める名月
月見ヶ丘海浜公園はその名前の通り“月を楽しむ”ための名所でもあります。
園内には、夜空をゆったりと眺められる月見スポットがいくつも用意されていて、自然の中で静かに月と向き合える、ちょっと特別な時間が流れています。

小高い丘の上にある「満月の広場」では、夜空いっぱいに広がる月の光を感じながら、空を見上げる時間が楽しめます。

「立待月(たちまちづき)」のスポットは、背もたれに体を預ければ、ちょうどいい角度で月が見えるように設計されています。

さらに、「臥待月(ふしまちづき)」のスポットでは、ゆっくり腰を下ろして、昇ってくる月を静かに待つことができます。
海水浴場やアスレチックも!月見ヶ丘海浜公園の楽しみ方
月見ヶ丘海浜公園には、まだまだ注目したいスポットがたくさんあります。楽しみ方をまとめてご紹介します。
子どもも大満足!アスレチックが大充実

月見ヶ丘海浜公園には、コテージなどキャンプ体験設備だけでなく、子どもたちがのびのび遊べる専用の遊び場も充実しています。幼児向けから小学校高学年向け の複合遊具があり、体力レベルや年齢に応じて遊具エリアが分かれています。

「ふわふわドーム」では、靴を脱いで思い切りジャンプ!

水遊びをするなら「じゃぶじゃぶ池」がおすすめ。
噴水や滝のように流れる水で濡れながら思い切り遊べます!水深はほとんどなく、池の名前通りじゃぶじゃぶ遊べるので、小さいお子さんにもぴったりです。
どの遊具も子どもたちの「やってみたい!」を引き出してくれる工夫がいっぱい。パパもママも安心して見守ることができそうです。
「ドッグランエリア」でわんちゃんと一緒にアウトドアを楽しもう

月見ヶ丘海浜公園は、ペット連れのファミリーにも嬉しいスポット。
園内には、わんちゃんが自由に走り回れるドッグランも完備されています。
エリアは、小型犬用と中・大型犬用にしっかり分かれています。足に優しい芝生のフィールドで、リードを外してのびのびと走り回れますよ。
それぞれのエリアには、犬用のトイレや水飲み場も備えられていて、設備も充実。当日利用はもちろん、1年間の登録制もあります。
「月見ヶ丘海水浴場」で海遊び!釣りスポットも

月見ヶ丘海浜公園の海辺は、遠浅で水質も良く、小さなお子さんも安心のビーチ。タイミングが良ければ頭上を飛行機が通過する光景に出会えるかも…!
堤防周辺は釣り人にも人気のスポット。釣りあげた魚でバーベキューも良さそうです!
徳島空港近く「マツシゲート」コテージでおしゃれステイ

月見ヶ丘海浜公園から車で約9分のところにあるのは、こちらも徳島空港からほど近い「松茂町交流拠点施設Matsushigate(マツシゲート)」。
マツシゲートも実はコテージステイができるスポットなんです!

コンテナコテージはコンパクトながら快適!家族やカップル、友人同士で泊まれば楽しいこと間違いなし!

朝起きて、目の前が芝生広場なのも開放感があって気持ちの良い目覚めになりそう。街から離れすぎず、ちょっとだけ非日常を味わいたい、そんなシーンにぴったりです。

マツシゲートでも、キャンプ体験には欠かせないバーベキューができちゃいます(要事前予約)!グリルやガスボンベはレンタル可能。お好みの食材を持ち寄れば、手軽にアウトドアごはんを楽しめます。
「マツシゲート」コテージ・バーベキューの利用料金と予約方法
コテージの予約は電話(088-699-5030)で受け付けています。
詳細は公式Webサイトをチェック!
宿泊料金は、1人1泊8,600円。人数が増えると単価が抑えられますよ。
バーベキューは、宿泊利用者のみ利用可能で要予約。
レンタルできる備品は、グリル1,000円(1台)とガスボンベ500円(1本)。
食材、食器・カトラリーなど必要なものは各自持ち込みで楽しむことができます。
「マツシゲートキャンプ」の開催日・利用料金と予約方法

大きな芝生広場は、期間限定でキャンプ場に変身!
周辺にコンビニやスーパーもあり、キャンプ初心者やファミリーキャンプにぴったりのキャンプ場です。
キャンプ場開催時期については、公式Webサイトをチェック!
キャンプ場予約検索サイト「なっぷ」からも予約することができますよ。
マツシゲート内のアートなフォトスポット
マツシゲートの敷地内を歩いていると、ふと視界に入ってくる色とりどりのウォールアート。
思わず足を止めたくなるような、その鮮やかな壁の正体は、災害復興拠点としての重要な役割を持つ防災壁なんです。

施設のまわりをぐるりと囲むその壁は、高さ約3m。
もしものときには地域の人たちを守る構造になっています。
けれど、ただの「防災設備」ではなく、地域とアートが共存する場所にしたいという想いから、壁面はアーティストたちの手によって、自由な発想で彩られています。

フォトスポットとしても楽しめるウォールアート。2025年10月16日現在、6名のアーティストの作品を鑑賞することができます。
藍染め・木のスプーン…ワークショップで松茂町だけの手づくり体験
マツシゲートでは、事前予約で楽しめるワークショップがたくさん!
自分の手で作ったものは一層愛着が湧きます。マツシゲートを訪れた記念に小さな手しごとに挑戦してみませんか?
マツシゲートの人気ワークショップ「木工房」で木のスプーンを手づくり

マツシゲートの人気ワークショップの一つが、木のスプーンづくり。
「どんな形がいい?」「口に当たる感じは?」と相談するところからスタート。用意されている木材を切り出して、小刀や彫刻刀で掘っていきます。
最初は慣れない作業に緊張しますが、手を動かすうちにだんだん夢中になっていきます。

初めてという方でも大丈夫。難しい部分はスタッフさんがサポートしてくれるので、完成させることができますよ!
*スプーンづくりワークショップは、体験希望日の1カ月前までに事前申し込みが必要です。
藍染め体験で自分だけのブルーに出会う

もともと松茂町は、藍染めの原料「すくも」の重要な交易拠点として栄えた場所。
そんな歴史を感じながら、自分だけの色に藍染めする体験ができます。

体験メニューはストールやてぬぐいなどからチョイス。
藍の深いブルーは、一枚一枚染める人の手や時間で表情が変わるので、まさに世界に一つだけの色です。
藍染めの本場・徳島らしい体験は、小さなお子さんから大人まで夢中になれます。
週末イベント「マツシゲート朝市」でバーベキュー食材やお土産選び
キャンプ初心者でも快適なコテージ泊ができるマツシゲートでは、週末の土曜日限定でイベントを開催。
バーベキューにぴったりの新鮮な地元野菜やお土産選びができる「マツシゲート朝市」で徳島・松茂町らしい野菜やお土産を探してみませんか?
「マツシゲート朝市」お得な地場産品・お土産がずらり

毎週土曜日の7時から9時45分まで「マツシゲート朝市」が行われています。市場で仕入れた新鮮な魚や野菜、フルーツなどが並びます。
コテージでのバーベキュー食材を、朝市の新鮮な地元野菜から選べるのはうれしいですね!
お財布にも優しい価格で、とれたての食材が手に入る穴場スポットです。

また、第2日曜日は9時30分から14時まで「マツシゲートマルシェ」も開催。その他にもさまざまなイベントが行われているので、公式WebサイトやSNSを要チェックです。
「松茂係長」かわいい地元キャラクターのお土産もおすすめ

さつまいも色のスーツをスマートに着こなすうさぎ。
彼こそが、松茂町のマスコットキャラクター、「松茂係長」です。
月から下界を眺めていたら、松茂町のファンになってしまったという松茂係長。レンコンのバッグ、ちりめんじゃこのネクタイ、浜ネギのスマートフォン、その他にも松茂町ならではのアイテムが詰め込まれています。

そんな松茂係長ですが、実はまだ宣伝係で、自称係長なのだとか。
いつか本当の係長になれる日を夢見て日々頑張っているそうです。
ぽってりと愛らしいフォルムについつい笑顔になってしまいます。
マツシゲートには松茂係長グッズがそろっています。ぜひ彼にも注目してみてくださいね。
松茂町交流拠点施設 Matsushigate(マツシゲート)
まとめ|キャンプ初心者も安心!徳島の月と自然を愛でるコテージ泊
おいしい空気の中で囲むバーベキューも、月を眺めながら静かに過ごす夜も、子どもたちの笑顔があふれるアスレチックも。
月見ヶ丘海浜公園とマツシゲートでは、ファミリーの週末にぴったりな“ちょうどいいアウトドア”体験を満喫することができます!
本格的なキャンプはちょっとハードルが高い…という方でも、コテージ泊や日帰りデイキャンプなら気軽に始められるのがうれしいところ。
徳島市内からも近く 、小旅行感覚で楽しめるのも魅力です。
空港も近く、県内の方はもちろん県外の方にも好アクセスですよ。
この週末は、徳島・松茂町で、“自然とつながる時間”を堪能しませんか?
*2025年10月16日時点の情報です。内容は変更となる場合がありますので、最新情報をご確認ください。