愛でたいSTORY

八幡浜の穴場観光スポット5選|インスタ映えもする絶景と癒やし体験へ!

八幡浜市向灘のみかん畑から見た景色
【八幡浜市向灘のみかん畑から見た景色】

日本一細長い半島・佐田岬半島の付け根に位置する愛媛県八幡浜市。

「九州への玄関口となる港町」「平家の落人伝説が伝えられている町」「みかんと魚とちゃんぽんの町」と、いろんな顔を持つ八幡浜市ですが、地元の人にもあまり知られていない「ディープな穴場スポットがある町」でもあります。真相を探りに八幡浜市へ行ってみました!

八幡浜のモン・サン・ミッシェル!?「ねずみ島」の幻想的な風景

ねずみが座っているような小島「ねずみ島」

八幡浜市街地から海岸線を南下した大釜地区の約100m沖合に浮かぶ小さな島。ネズミが海上に座っているような形をしているところから「ねずみ島」と呼ばれ、地元の人たちに親しまれています。

実はこの小さな島には秘密が。普段は国道から眺めるのみですが…。

干潮になると、ねずみ島に向かって道が現れ、近くまで歩いて渡ることができるようになるのです!

*ねずみ島は崖に囲まれており、上陸はできません。

この姿はまるで世界遺産の「モン・サン・ミッシェル」!?

四国では、小豆島(香川県)のエンジェルロードが有名ですが、なんと八幡浜市にもあるのでした。エンジェルロードがねずみのしっぽのようでかわいらしく、ちょっと癒やされますね。

インスタ映えする写真を撮るポイント

干潮時ねずみ島に現れる道

潮が満ちると「しっぽ」部分が海に沈んでしまうため、ねずみ島がしっかりと「ねずみ」の形に見えるのは干潮の時間帯。冬は干潮でも渡れないことがあるので、夏がおすすめです。

冬はねずみ島と水平線に沈む夕日が美しく、インスタ映えする写真が撮影できそう。運が良ければ「だるま夕日」も見えるかもしれません。

  • 撮影のベストタイム
    干潮時間の前後30分が最適。
  • 撮影のポイント
    海面に光が反射するようなアングルで撮影すると、夕暮れ時の写真が幻想的に。

ねずみ島

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まるでアニメの世界!王子の森公園の「トトロトンネル」

八幡浜市王子の森公園にある「トトロトンネル」

八幡浜市民の憩いの場である「王子の森公園」に、トトロに会いに行くためのトンネルがある!?

その真相は、公園内にある通称「トトロトンネル」。全長70~80mほどのスギで作られたこのトンネルは、まるでスタジオジブリの映画『となりのトトロ』の世界のよう。

この入り口は本当にトトロに出会えそうな気分になり、ワクワクしますね。

八幡浜市王子の森公園内に展示されている蒸気機関車
【王子の森公園内に展示されている蒸気機関車】

公園内には実際に走行していた蒸気機関車もあり、運転室に入って遊ぶことができます。お子さんだけでなく、大人にとっても貴重な体験になりそうですね。

たいまつにともった炎が夜空に舞う「五反田柱祭り」
【たいまつにともった炎が夜空に舞う「五反田柱祭り」】

また、夏には愛媛県の無形民俗文化財に指定されている四国唯一の火祭り「五反田柱祭り」が行われるなど、地域にとって重要な場所でもあります。

王子の森公園は、春にはサクラが咲き誇り、花見の名所としても知られていますので、のんびり過ごすのもおすすめですよ。

インスタ映えする写真を撮るポイント

木漏れ日が差し込むトトロトンネルの中

大人は腰をかがめないと通過できませんが、小学校低学年のお子さんであればラクラク通り抜けられるくらいの高さ。

大人もかがめば通れますので、ここはぜひ『メイちゃん』たちになりきって写真を撮ってみましょう!

公園内なので、小さいお子さんや高齢の方がいる場合は安全に注意し、譲り合いながら楽しんでくださいね。

  • 撮影のベストタイム
    朝方や夕方の斜光が差し込む時間帯は、幻想的な木漏れ日を撮影できます。
  • 撮影のポイント
    トンネルから顔を出すなど、メイちゃんになりきるのがおすすめ。

トトロトンネル

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海に浮かぶ鳥居「舌間の厳島神社」

海に浮かぶ鳥居「舌間の厳島神社」

八幡浜市舌間は、昔ながらのノスタルジックな雰囲気を残す景観の多い海辺の地区。

実はここに、海に浮かぶ鳥居があります!日本三景の一つとして知られる広島県の「安芸の宮島」にある大鳥居は有名ですが、八幡浜市にもあることを知らなかったという人も多いのでは?

その名も「舌間の厳島神社」。八幡浜市は古くから海運が栄えていましたので、海を守る神社が多いようです。神社の名前も「厳島神社」なので、地域の人たちからは「宮島さま」と呼ばれています。みこしを舟で運ぶ伝統行事が今も続くなど、大切に守られています。神々しい姿に心が洗われるよう。

インスタ映えする写真を撮るポイント

夕刻の「舌間の厳島神社」と穏やかな海

夕日色に染まる鳥居と海はとても幻想的で、インスタ映えする写真が撮れること間違いナシ!日中は海のブルーを強調した写真を撮ることもできます。

その場合は、太陽を背にして順光で撮影しましょう。色味の調整もお忘れなく!

  • 撮影のベストタイム
    夕方がおすすめ。夕日に照らされた鳥居と海が一緒に写るよう配置してみて。
  • 撮影のポイント
    鳥居に近づくと、より雰囲気のある写真が撮れます。サンダルなどを用意するのもおすすめ。

舌間の厳島神社

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心癒やされる古道の風景「八幡浜街道笠置峠越」

宇和盆地が一望できる高地にある「笠置峠古墳」

4世紀初め頃に築造されたと考えられる西南四国最古の前方後円墳「笠置峠古墳」。宇和盆地一帯を治めた王さまのお墓であるためか、墳上は宇和盆地が一望できる知られざる絶景ポイントなのです!

標高412mの高地から宇和海の向こうに佐田岬を一望でき、天気のいい日には大分県まで見えることもあるそう。爽快な眺めに、気分がスッキリしますよ。

文化庁「歴史の道百選」にも選定されており、ガイドと巡るハイキングツアーもあります(有料)。四国遍路や参勤交代にも使われた古道です。緑豊かな自然を感じながら、江戸の時代に想いをはせるのもいいかもしれませんね。

八幡浜街道笠置峠越

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笠置峠へんろみちハイキング

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インスタ映えする写真を撮るポイント

八幡浜街道笠置峠越から八幡浜市側を眺めた風景
【八幡浜市側の風景】

「笠置峠古墳」の墳上からは、北側に八幡浜市、南側に西予市と、違った景色を楽しむことができます。

八幡浜街道笠置峠越から西予市側を眺めた風景
【西予市側の風景】

西予市は比較的霧が出やすく、霧が出ている日は雲海風の景色が見えることも。雲海に囲まれたような景色はとても幻想的で、晴れた日とはまた違った景観を楽しむことができます。

好みに合わせて色味・光の調整もお忘れなく。

お遍路さん姿で八幡浜街道笠置峠越をハイキング
  • 撮影のベストタイム
    晴れた日の日中がおすすめ。眼下に広がる宇和盆地や宇和海までを1枚の写真に収めてみて。
  • 撮影のポイント
    遍路道ですので、お遍路さんになりきって白衣やすげ笠など使ってみるのがいいかも。

大島を楽しむ!陸から島へ「貝付小島」&エンジェルロード

三王島から地大島へ渡る道
【三王島から地大島へ渡る道】

大小5つの島「粟ノ小島(あわのこじま)」「大島(おおしま)」「三王島(さんのうじま)」「地大島(じのおおしま)」「貝付小島(かいつきこじま)」を総称して「大島」と呼ばれている八幡浜市唯一の離島。

「道の駅・みなとオアシス 八幡浜みなっと」内にある「どーや市場」付近に大島行きフェリー乗り場があり、乗船時間約25分で大島に到着します。

「何もない」といわれている大島はコンビニどころか信号も道路標識もありませんが、何もないからこその「癒やし」がたっぷりありますよ。

大島

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インスタ映えする写真を撮るポイント

干潮時に貝付小島に現れる小道「エンジェルロード」
【干潮時に貝付小島に現れる小道「エンジェルロード」】

インスタ映えする写真を撮るなら、「貝付小島(かいつきこじま)」に上陸してみましょう。ねずみ島のように、干潮時間には地大島と陸続きになった様子が見られます。せっかくなら、ここでもエンジェルロードを写真に撮っておきたいものです。

  • 撮影のベストタイム
    干潮時間の前後30分が最適。
  • 撮影のポイント
    エンジェルロードを狙うなら、海面に光が反射する夕暮れ時の写真が幻想的。海の中を真っすぐ伸びる道とサイクリングの様子を撮りましょう!

貝付小島

  • 愛媛県八幡浜市大島
  • 0894-28-1033(八幡浜大島交流館 大島テラス)

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レンタサイクルが利用できる場所

三王島と地大島を結ぶ道を自転車で渡る

大島観光に便利なレンタサイクルは、「八幡浜大島交流館 大島テラス」で借りることができます。道路はガードレールがなく、海面スレスレの道を走ることもありますので、くれぐれも気を付けてくださいね。

八幡浜市で見つけたインスタ映えもするスポット まとめ

島と海を背景に大ジャンプ

愛媛県八幡浜市のディープな穴場スポットの真相は、インスタ映えもする癒やしスポットでした。

八幡浜市には、自然豊かな場所も多く各地に魅力あふれる観光地や絶景スポットがいっぱい。見える景色は季節によって変わりますので、その時々の魅力を味わいながら、フォトジェニックな旅を楽しんでくださいね!