愛でたいSTORY

小さな山の異世界カフェトリップで、小さな幸せを感じる|スパイス創作料理vicurante

香川県高松市の中心部近くに、『峰山』と呼ばれる小さな山があるのをご存知でしょうか?高松によく遊びに来る人であれば一度は峰山を見たことがあるはずですが、実際に登ったことがあるという人は少ないのではないでしょうか。

そんなみなさま、今こそ峰山への初登山のタイミングです(登山と書きましたが、車で簡単に登れます)。それは、2024年、峰山の中腹にとっても素敵なカフェレストランがオープンしたから。

vicurante(ビクランテ)の入り口

それがこちらの『スパイス創作料理vicurante(ビクランテ)』です。

外観から異世界な佇まい…!

森の中に佇むvicurante(ビクランテ)

山の麓から車で10分ほどの場所に『vicurante』はあります。お店にたどり着けば、誰もがまずその外観に惹き込まれるような感覚を覚えるでしょう。文学的というか、あの有名なアニメ映画の世界観というか、まさに異世界のような魅力が伝わってきます。

vicurante(ビクランテ)の外壁

外壁から屋根、窓、扉、そして周辺の緑に至るまで、全てが素敵。2階の小窓から今にも映画の主人公や文豪が顔を出しそうな雰囲気です。

絵画のような窓際はvicuranteの特等席

vicurante(ビクランテ)の店内

『vicurante』があるのは、この建物の1階。照明やテーブル、椅子、ちょっとした生け花など、外観のイメージと相違ない素敵な店内に思わず頬が緩みます。

一番人気の席から見える景色

いくつかある客席で一番人気なのは、まるで絵画のような森の風景が間近に見られる窓際の席。緑が揺らめく癒しの風景を目の前にしてのカフェタイムは、これ以上ない至福の時間です。春にはこの窓から桜が見られるそうですよ。

特別な空間でいただくスパイス料理

『vicurante』は夜の営業はしていないため、料理は基本的にランチメニューのみです。店名に『スパイス創作料理』とある通り、約15種類のスパイスを用いた料理をいただくことができます。

『スパイス唐揚げランチプレート』

ランチメニューは日替わりも含めいくつかありますが、中でもおすすめはこちらの『スパイス唐揚げランチプレート』です。鶏むね肉を使用しているためヘルシーながらも、スパイスの効果でしっかりパンチのある味わい。セットになっているスープにもスパイスが効いていて、スパイス好きにはたまりません!

『煮込みハンバーグランチプレート』

店主さんのイチオシは『スパイス唐揚げランチプレート』ですが、よんでん編集部としては『煮込みハンバーグランチプレート』も推したいところです!口の中でほどけるような食感の煮込みハンバーグ。ランチに行ったらぜひチェックしてみてください。


そして、食後のデザートには手作りの日替わりケーキを注文しましょう。

『スパイスアフォガード』(バニラアイスと珈琲を組み合わせたイタリアンデザート)

ただ、今回の取材時には残念ながらケーキは売り切れ。代わりに『スパイスアフォガード』(バニラアイスと珈琲を組み合わせたイタリアンデザート)を注文しました。さすがスパイス創作料理のお店、アフォガードにもしっかりスパイスが使用されているようです。

 『夕焼けのクリームソーダ』

それと、ドリンクで注文したのはこちら。『夕焼けのクリームソーダ』です。窓際の特等席でデザートとドリンクをいただく。そんなカフェ利用だけでも、十分すぎるほど満足できそうです。

スパイス料理の専門家・佐々木さんが作る“小さな幸せ”の場所

『vicurante』店主の佐々木さん(写真右)

『vicurante』の店主・佐々木さん(写真右)は、スパイスカレーのお店も手掛ける、スパイス料理の専門家。『みなさんの日常に小さな幸せを届ける』ことをコンセプトに、このお店をオープンしたのだそうです。そんな佐々木さんにちょっとお話を聞いてみましょう。

「この建物は築45年で、1階は元々レストラン、2階は社交ダンスのスタジオだったみたいです。でも長年使われていなかったようで、私が『vicurante』をオープンしてから来てくださるお客さんには『昔ここのレストランにデートで来たことがある。懐かしい』という方もいるんですよ。高級店というわけではないですが、私たちはここを“小さな幸せを感じられる場所”にしたいと思っています」

45年前のレストランに訪れたお客さんがそうだったように、『vicurante』はきっと多くの人の思い出に残る特別な場所になっていくことでしょう。

2階にあるのは素敵な古本屋さん『峰山往来文庫』

2階へ登る階段

『vicurante』があるのは1階。そういえば、2階には一体何があるのでしょう?これまた素敵な雰囲気の階段を上ると…

2階にある『峰山往来文庫』

そこにあったのは『峰山往来文庫』という古本屋さんでした。店内にはいくつかの椅子が用意されていて、ここで読書をすることができます。なんて素敵な空間でしょう。『vicurante』に来たら、ぜひこちらにも立ち寄ってみてくださいね。

スパイス創作料理 vicurante

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峰山往来文庫

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