愛でたいSTORY

「ライダーズイン中土佐」に泊まる高知旅|穴場を巡るおすすめツーリングコースも!

ライダーズイン中土佐の全景

豊かな自然や絶景を満喫しながら気持ちよく走れると、ライダーから人気を集める高知県。

ツーリングで訪れた際の拠点にぜひ選んでもらいたいのが、漁師町として有名な中土佐町にある「ライダーズイン中土佐」です!ライダーズイン中土佐はライダー専用の宿泊施設で、全国から多くのライダーがやってくる人気スポット。

今回は、ライダーズイン中土佐の魅力を徹底紹介しちゃいます。現役ライダーであるよんでん編集部員が厳選した、高知の穴場を巡るツーリングコース情報も!コース内で出てくるスポットは車派の人にもおすすめですよ。

「ライダーズイン中土佐」の人気の秘密は?魅力をチェック

ライダーズイン中土佐でバイクを並べて記念撮影
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

「ライダーズイン中土佐」はライダー限定の宿ならではの、ライダーにとってうれしいサービスが充実しています。その充実ぶりに年3回以上訪れるリピーターもいるほど!

たくさんの人を引き付ける魅力とは?気になりますね…さっそく見ていきましょう。

バイク好きな管理人・下野さんご夫婦の人柄にホッと温まる

管理人の下野さんご夫婦
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

ライダーズイン中土佐の管理人である下野さんご夫婦は、管理人になりたくてはるばる大阪から移住したそう。8年間の奮闘を経て、「見知らぬライダー同士が、食事やお酒を楽しみながらおしゃべりに花を咲かせる宿」に!

優しくてお話上手な仲良しご夫婦がライダーを和ませてくれる至極の宿だから、リピーターが絶えないんですね。

旅人が持ち寄ったチームステッカー
【壁には旅人が持ち寄ったチームステッカーがたくさん!(写真提供:ライダーズイン中土佐)】

とにかくライダーファーストな造りがうれしい

バイクが置ける屋根付きスペースがある客室前
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

駐輪場の確保など、ツーリングの宿探しは何かと苦労が絶えないもの。しかし、ライダー専用の宿であれば、そんなお悩みをしっかりと解決してくれる造りになっているので快適!

ライダーズイン中土佐の宿泊棟では、客室の前に設置されている屋根付きスペースにバイクを置けるので、雨露をしのげて、盗難の心配もなく、洗車やメンテナンスまでできちゃうんです。

薪ストーブが設置されている管理棟
【冬の時期、ツーリングで冷え込んだ体を温めてくれる薪ストーブがあるのもうれしい(写真提供:ライダーズイン中土佐)】

キャンプ派?宿派?どっちもウェルカム!

海沿いにあるテントサイト
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

ライダーズイン中土佐には客室を利用しての宿泊のほか、敷地内にテントを張ってキャンプ泊も可能です。これにはキャンプ大好きライダーもニッコリ。宿泊料は客室泊よりさらにお安く設定されているので、旅の費用を抑えたい人にとってもうれしいですね。

キャンプ泊の人もぜひ、管理棟を訪れて他のライダーや管理人さんとの交流を楽しみましょう。管理人さんが声かけしてくれるので、ソロでも孤立せず安心ですよ。

シンプルな客室内
【客室からの眺めも◎!中は過ごしやすいシンプルな造りになっています(写真提供:ライダーズイン中土佐)】

トライアル体験やサイドカー体験でワクワク

トライアル体験の様子
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

トライアルとは、足を着かずに決められたコース(高低差や障害物あり)をバイクで走り抜ける競技。ライダーズイン中土佐では、管理人さん手作りのミニトライアルコースで、トライアル体験ができるんです。なかなか珍しい体験ですが、バイク好きは心躍らずにいられない…一度やってみるとハマっちゃうかも!

サイドカーを試乗している様子
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

サイドカーの試乗もできるので、ぜひ挑戦してみてください。

管理人さん常駐で女性ライダーも安心♪

調理場や机、イスなどが備えられている管理棟
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

キャンプ場や一般の格安宿泊施設だと、女性の一人旅はトラブルが心配ですが…。ライダーズイン中土佐では、管理人さんが常駐しているのでとっても安心♪

コインランドリーや調理場なども管理棟内にあり、使いやすい仕様となっています。シャワーとトイレが客室内に完備されているのもうれしいところです。

宿でも豊かな自然を満喫。地元グルメも!

ライダーズイン中土佐から眺める満天の星空
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

ライダーズイン中土佐は街から離れた海沿いにあり、豊かな自然に囲まれています。夜は満天の星がきらめき、テント泊の醍醐味を堪能できますよ!

評判の鰹カレー
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

食事は「鰹カレー(高知特産のカツオの竜田揚げをカレーにトッピング!)」や「卵かけごはん(朝食)」などの軽食だけなので、食料を持参するのがおすすめ。

ライダーズイン中土佐までの道中にある「道の駅なかとさ」や「久礼大正市場」でカツオなどの地元食材を買い、調理場を借りて夕食を作るのも楽しみの一つ。予約すればBBQもできちゃいます!

開放感あふれるBBQスペース
【写真提供:ライダーズイン中土佐】

「ライダーズイン中土佐」を拠点にツーリング!おすすめコースはコチラ

中土佐町で有名なだるま朝日

ライダーズイン中土佐の魅力をたっぷり知っていただいたところで…続いてはライダーズイン中土佐からのおすすめツーリングコースをご紹介♪

四万十市の知る人ぞ知る郷土料理のお店「いわき食堂」を目指して、穴場スポットを巡るコースです。約113.5kmの距離で4〜5時間程度あれば回れるようになっています。

時間や最終目的地によって自由に組み合わせてみても◎!中土佐町では気象条件が整えば、秋分~春分頃の期間は写真のような「だるま朝日」も見られますよ。

「ライダーズイン中土佐」
↓県道25号(約12km、約25分)
中土佐町久礼で国道56号へ入る
↓国道56号(約50km、約85分)
「王無(おうなし)の浜」(黒潮町上川口、「まんまんてい」を過ぎて100mくらいの海側に石碑あり)
↓国道56号(約9km、約15分)
「coffee and cake Rossi」(黒潮町上田の口)
↓国道56号(約6km、約10分)
四万十市不破で県道342号へ入り、少し進んで県道346号(左折して赤い橋を渡る)
↓県道346号(約3km、約8分)
「トンボ王国(四万十市トンボ自然公園・四万十川学遊館あきついお)」(四万十市具同)
↓県道346号および県道340号(約3km、約8分)
四万十市丸の内で、左折し、国道441号へ入る
↓国道441号(約32km、約40分)
四万十市西土佐橘で左折し、県道8号へ入る
↓県道8号(約1.5km、約2分)
「いわき食堂」(四万十市西土佐津野川、赤い橋のたもと)

*実際に訪れる際は、ナビなどで詳しい道順をご確認ください。

ライダーズイン中土佐から
バイクで約110分

高知のおすすめ穴場①|「王無の浜」で歴史ロマンに触れよう!

王無の浜にある石碑と看板
【写真提供:一般社団法人黒潮町観光ネットワーク】

天気のいい日は、海がキラキラしてとてもきれいな「王無(おうなし)の浜」。

鎌倉時代末期、後醍醐天皇の第一皇子である尊良親王(たかよししんのう)は、北条氏により土佐へと流され、王無の浜に上陸したそう。この伝説にちなんで、海岸を見晴らせる場所に石碑が立てられ、さらに徒歩約5分の高台にある駅には「海の王迎(うみのおうむかえ)」というインパクトのある名前が付けられています。

海の王迎駅
【写真提供:海の見える駅】

母方が藤原定家の血を引く尊良親王は、いくつもの和歌を新葉和歌集などに残す歌人だったので、京に戻るまでに、この地でも歌を詠んだことでしょう。

ツーリングの途中に、眺めの良い海岸で歴史ロマンに浸って一息つけば、心も身体も落ち着くかも♪時間があれば、海の王迎駅にも行ってみましょう。こちらは2台ほど駐車できますよ。

王無の浜

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バイクで約15分

高知のおすすめ穴場②|「coffee and cake Rossi」でコーヒーとケーキを堪能

かわいいショートケーキとプリン
【写真提供:coffee and cake Rossi】

「coffee and cake Rossi」は、王無の浜から約10分のところにある大人気のカフェ。

地産地消のおいしい食材を使って、出来たてのおやつを提供してくれるのが人気の秘密。保存料などを使わず、「本当においしいものを、小さいお子さまから大人まで一緒に楽しめるように」というコンセプトがすてき!

評判のこだわりが詰まったケーキや焼き菓子は売り切れ必至。営業日の10時半からお取り置きが可能なので、事前に連絡して確実にゲットしちゃいましょう!

自慢のコーヒーやソフトクリームも
【写真提供:coffee and cake Rossi】

いろいろな種類があるスペシャルティコーヒーも自家焙煎で淹れるこだわりよう。ツーリングの疲れは甘いものとコーヒーで癒やすのが一番!

ぜひ、レジェンドライダー「バレンティーノ・ロッシ」推しのcoffee and cake Rossiを訪れてみてくださいね。定休日や営業時間はInstagramでチェック!

coffee and cake Rossi

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バイクで約18分

高知のおすすめ穴場③|里山に囲まれた「トンボ王国」で自然を満喫!

四万十市トンボ自然公園
【写真提供:四万十市トンボ自然公園】

四万十市にある「四万十市トンボ自然公園」は世界初のトンボ保護区で、環境省から「自然共生サイト」の認定を受けています。トンボ王国と称されるだけあって、一年を通じて、希少性の高いトンボなどが60種類以上も見られます(季節ごとで見られる種類は異なります)。 

なお、自然保護区なので動植物の採集はできません。キャッチ&リリースも控えましょう!探して、観察して、写真を撮って楽しんでくださいね。

四万十川学遊館あきついおの淡水魚水族館
【写真提供:四万十市トンボ自然公園】

園内には、四万十川流域に生息する魚とトンボについて学習できる博物館「四万十川学遊館あきついお」があります。こちらの入館料は公園の整備や運営に役立てられているそう。四万十の自然を学びつつ自然保護活動もできるなんて、Goodですよね!

子連れなら、トンボ王国で半日は遊べちゃいますよ~。

バイクで約50分

高知のおすすめ穴場④|「いわき食堂」で四万十川の恵みをいただく

いわき食堂の外観
【写真提供:四万十市にしとさ商工会】

「いわき食堂」は、四万十川で取れた新鮮な魚や川エビを食べられる、知る人ぞ知る名店。

川エビ(四万十では手長エビ類の総称)の唐揚げや塩ゆで、ハゼ科の魚・ゴリ(四万十ではヌマチチブの幼魚)の唐揚げや丼などの郷土料理を味わえます。また、アユやウナギ料理もあるので、おいしい川魚(漁期があります)を食べたいなら、いわき食堂がおすすめ!

四万十名物「川エビの塩ゆで」

筆者は川エビ料理が大好きですが、最近はあまり取れないそうなので、来店前に聞いてみるのがベター。川エビがあったらラッキー♪塩ゆでは身がプリプリして最高ですよ!

四万十川を見下ろして食べる料理はどれも絶品でコスパ良し。ぜひ食べに行ってくださいね。

いわき食堂

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まとめ|「ライダーズイン中土佐」は高知ツーリングの拠点におすすめ!

バイクと絶景が広がる四国カルスト

今回は、中土佐町にあるライダーズイン中土佐と、高知の穴場観光スポットやグルメを巡るツーリングコースをご紹介しました。

バイクはもちろん、車でも、電車でも、バスでも、自転車でも、お好きな方法で気の赴くままに楽しめる高知。美しい景色を探しに、おいしい郷土料理やスイーツを食べにぜひ訪れてみてくださいね。

もっと高知や四国が好きになる、すてきな観光旅行の参考になればうれしいです。