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大阪・関西万博から徳島へ!徳島まるごとパビリオン・吉野川観光モデルコース

2025年4月~10月に開催される「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。大阪での開催は55年ぶりとなり、万博には約160の国・地域が参加予定。四国から関西に一番近い徳島県も、伝統工芸や自然の魅力を映像で体感できる展示などを行う予定ですが…それ以外にも“徳島の魅力”を楽しむ方法があるんです!
淡路島を経由すれば、関西方面から徳島へはアクセスしやすく、気軽に訪れることができるのです。しかも、今ならなんと大阪・関西万博の徳島ブース来場者限定で、関西~徳島間のバス・フェリー代が片道500円と超お得に!
そこで今回は万博での展示のみならず、徳島県全体を1つのパビリオン=展示館に見立てた「徳島まるごとパビリオン」の中でもおすすめの『吉野川』エリアで観光スポットや観光モデルコースをご紹介。大阪・関西万博へ遊びに行くなら、ぜひそのまま少し足を伸ばして、知られざる魅力満載の地・徳島をゆったり観光してみませんか?
目次
大阪万博来場者必見!片道500円で関西から徳島へ「徳島まるごとパビリオン」とは?

徳島県は大阪で開催される万博の展示を「ゲートウェイ(入口、玄関口)」、県全体をまるごとパビリオン=展示館に見立て、県内のさまざまな魅力を世界に向けて発信する施策「徳島まるごとパビリオン」を実施しています。

豊かな自然の景観やおいしい海の幸・山の幸、そして万博でもピックアップされている伝統工芸品など、現地ならではのローカルな魅力も徳島県にはたくさん。
万博で紹介する側面のみならず、この「徳島まるごとパビリオン」でぜひ徳島の魅力をたくさん知ってほしい!そんな思いから今回、万博出展ブースと連携した非常にお得な交通割引施策が実施されているとのこと。
大阪・関西万博の関西パビリオン内・徳島県ブースでは、現在ブースに足を運んだ方限定で「交通割引クーポン」を配布中。これを使うと、関西(大阪・兵庫・京都・和歌山)発徳島着の高速バスおよびフェリー便が、なんと片道一律500円で利用可能に!
【徳島県への招待状COUPONご利用案内】
https://expo-to-tokushima.expotokushima.jp
高速バス・フェリーともに、実は関西方面から徳島まではたった2時間ほどで行ける距離。日帰り旅行も余裕でできちゃうロケーションなんですよ。
徳島県吉野川市の観光モデルコース・紙すき体験や酒蔵で試飲を

そんな万博でもらえる「交通割引クーポン」を利用し、レンタカーで周遊するのがおすすめの楽しみ方。今回は「徳島まるごとパビリオン」の中からピックアップしてモデルコースをご紹介!徳島を流れる大河「吉野川」の恵みを受けた阿波和紙の紙すき体験→美郷(みさと)ほたる館見学→美郷地区での梅酒試飲・購入ができちゃう「吉野川市コース」はいかがでしょうか。

観光の前後に立ち寄るのにもぴったりな、かわいいカフェも併せてピックアップ。日本三大暴れ川の一つ「四国三郎」の名で知られる吉野川、その清らかな水の恩恵を受ける吉野川市・美郷地区で、文化や伝統、自然の豊かさに触れる癒やし旅へ、いざレッツゴー!
紙漉き体験に挑戦!「阿波和紙伝統産業会館」

最初にご紹介するのは「阿波和紙伝統産業会館」!徳島県で作られる伝統的工芸品「阿波和紙」は、約1300年の歴史を持つ日本の代表的な手漉き和紙の一つです。
同じく徳島の伝統産業でもある、藍染めとの相性もバツグン。そのため芸術作品や書道、障子紙などにも広く使われます。

「阿波和紙伝統産業会館」の一番の魅力は、やはり紙漉き体験!今でこそ紙の製造は全自動の機械漉きが普通ですが、昔は一枚一枚、人の手によって作られていました。こちらの施設では、職人さんの見事な手漉き風景を見学することができます。工房では、自分の手で和紙を作る紙漉き体験も!

体験の中でもイチオシは、漉いた紙をその日お持ち帰りできる「はがき判体験」や「半紙判体験」。大人も子どもも気軽に楽しめます。
「簀桁(すけた)」を使い、色を付けたり、色紙などをあしらったりして乾かせば…



カラフルなオリジナル和紙ができた!
紙漉きに挑戦したい!という人はぜひ、公式Webサイトから事前に予約してくださいね。

時期によって展示が変わるギャラリースペースとなる「展示室・多目的ホール」では、和紙にちなんだ作品を楽しめます。

和紙を活用したアイテムがそろう「ミュージアムショップ」も。特にショップでは実用的な紙商品のみならず、和紙を使って作られた文房具やファッション雑貨など多彩な商品がずらり。
自分用に持っておきたくなるポストカードも豊富に並んでいます。

中でも目を引くのは、やはり徳島の伝統を誇る和紙×藍染の魅力を存分に発揮したアクセサリーやお財布などの雑貨!

シックで美しく、オンリーワンなものも多い藍染×和紙アイテムはまさにフォトジェニック。ぜひ自分だけのお気に入りアイテムを見つけてくださいね。

車で約25分
ランチで看板犬にほっこり「農家カフェandドッグラン apo」

豊かな自然と伝統産業、吉野川市の魅力を満喫する観光を楽しむ際は、合間にこんなカフェでのんびり一息するのはいかが?
こちらの「農家カフェ&ドッグラン apo」は乾物農家さんが営むカフェ!

ヘルシーでおしゃれなカフェランチに加えて、なんとお店の外にはドッグランも併設!夏はプールも出してくれるそう。気持ち良さそう~!

訪れるお客さんを歓迎してくれるのは、看板犬のあぽちゃん。とっても人懐っこくて人見知りもほとんどせず、みんなに愛嬌を振りまくかわいいワンちゃんです。

お店のメニューや店内で販売する商品も、ワンちゃんにちなんだものがたくさん。犬好きにとってもたまらないカフェである事間違いなし!

店内はゆったりと広く、落ち着ける雰囲気です。

apoプリンをはじめとするスイーツはもちろん、モーニングからランチまで食事メニューも豊富。特に阿波牛を使った「あつあつハンバーグ」が人気!野菜たっぷりな小鉢も付いて、とってもヘルシーな一品です。

ドッグラン内にあるテラス席ではワンちゃんと一緒に食事することもできるため、地域の愛犬家の集いの場ともなっているそう。観光客も地元の人も笑顔で迎えてくれるスタッフさんたちとあぽちゃんをパチリ!
女子旅や親子旅にもおすすめのこちらのカフェは、犬を連れていない人も大歓迎。ぜひドライブ旅の休憩や食事がてら訪れて、かわいいワンちゃんにも癒やされるひとときを過ごしましょう。
車で約25分
「美郷ほたる館」で徳島・美郷地区の豊かな自然を学ぶ

続いて訪れる「美郷ほたる館」は、日本有数のホタル観賞スポット!
これからの5月下旬~6月中旬は、1年の中でもまさにホタルのベストシーズン。「美郷ほたる館」でも『夜間特別開館』が行われ、施設周辺でも幻想的なホタルの光をたっぷり楽しめます。

キレイなホタルの光が見たい!という時は、ホタルたちのお邪魔にならないよう、スマホのライトや懐中電灯などの小さな明かりで、安全な夜の山道から眺めるのがおすすめ。幻想的な光あふれる光景に癒やされながら、自然の美しさを満喫できる…それがこの「美郷ほたる館」です!

蛍の時期や夜間以外でも、館内でホタルの生態や、地元・美郷地区の環境保全活動について学ぶことができます。ホタルがきらめく夜をイメージした、館内に展示資料が並ぶスペースもなんだか写真映えしそうな、おしゃれでちょっと不思議な空間…。

展示室では、ホタルの生態と美郷地区を流れる2つの川、そこに暮らす人々の営みとの関わりについて知ることも。

人工河川が流れる野外観察ひろばもあり、学びの場にぴったり。子ども連れの家族もたくさん訪れているそうです。
ホタルはとても繊細な生き物。美しい光を放つ成虫の期間はたった2週間しかなく、そのはかなさもまた大勢を惹き付ける理由の一つです。
ホタルの時期に(限らず)、ぜひ足を運んでみてください。
車で約5分
酒蔵で梅酒を試飲!全国初の梅酒特区・美郷の「大畠酒造」

たくさんのホタルが育つほどきれいな水の恩恵を受けた美郷地区は、梅の生産地としても知られています。
近年、海外で和食が評価されていることに伴い、日本酒や焼酎と併せて梅酒も大注目!さらにここ美郷地区は、全国でも初めて梅酒生産に向いている環境として2008年に「梅酒特区」の認定を受けた場所でもあるんです!

そんな梅酒特区に認定されている美郷地区には、現在5つの酒造があります。今回お邪魔したのはその中の一つである「大畠酒造」さん!
元々は長年梅の生産・出荷を行う兼業農家で、梅酒特区の認定を受け「それならうちで作った梅を使ってそのまま梅酒を作ろう」となったのが始まりなんだとか。
自家栽培梅「月世界」で作る梅酒の最たるこだわりは、お酒の度数を調整する割水なしの蔵出し原酒である点。また通常の梅酒に比べ、砂糖の量が少なめな点もポイントです。この2つの工夫によって、お酒は梅の素材感やフルーティーな甘さがしっかり感じられる仕上がりに!

甘口から辛口の銘柄まで多彩な商品ラインナップがそろう中でも、一貫して「加えない・飾らない」「梅そのものを楽しむ梅酒」であることが大きな魅力となっています。

大畠酒造では、なんと現地で梅酒の試飲もできちゃいます!
ドライバーではない私たちがさっそく試飲…。

酒造に行くには車の運転が必須なので、試飲を楽しみたい方は、ぜひ他の人に運転手をお願いして遊びに行きましょう。お酒が飲めない人には、自家製梅シロップの試飲もおすすめです。
杉友社長たちにお話を伺いました!

減農薬で作られた梅と氷砂糖、そしてベースとなるホワイトリカーだけを使用し、あとは余計なものはゼロ!梅の漬け込みは6月からで、銘柄により2~5年熟成させます。今年はどんな梅が収穫できて、どんな梅酒ができあがるのか、今から楽しみにしているそうです。なお、「美郷梅酒まつり」の開催は11月。梅酒好きは要チェックですよ!

そんな大畠酒造の梅酒を試飲で味わったり、生産者さんとの会話を楽しみながらお土産に購入したり。梅酒特区・美郷地区の現地ならではの体験を、ぜひここでたっぷり満喫してみては。オンラインショップもありますので、自宅で味わうのもいいですね。
大畠酒造
まとめ|大阪・関西万博からお得に徳島観光!自然と文化を体験するモデルコース

大阪・関西万博に訪れた際は、少し足を伸ばしてぜひ「徳島まるごとパビリオン」にも遊びに行きましょう!
自然豊かな吉野川市で阿波和紙の文化に触れて紙漉き体験をしたり、美郷地区ではホタルの生態を学んだり、おいしい梅酒をたしなんだり…。そして、カフェではかわいいワンちゃんがお出迎え。
大阪・関西万博の次は、徳島現地の自然と文化を五感でたっぷり満喫する癒やし旅を楽しんではいかがでしょうか。
紙漉き体験は愛媛県でも!内子・大洲エリアの観光モデルコース記事にてご紹介していますので、ぜひチェックしてみて!