愛でたいSTORY

今治カフェおすすめ3選|しまなみの絶景と映えスイーツを素敵に撮ろう

スマホで絶景とスイーツを撮影(Photo by Natuorhythm)

「今治のおしゃれなカフェ巡り、せっかくなら“映える一枚”を残したい!」…そんな思いを叶えるのが、今回のしまなみカフェ巡り。風景やスイーツを素敵に切り取るプロの“フォトライター”と一緒に、カフェを楽しみながら、スマホでも簡単にできる撮影のコツを伝授します。しまなみの風景とおいしい時間を、もっと素敵に残してみませんか?

フォトライターと巡る今治・しまなみの絶景カフェ&映えスイーツ

フォトライターのNatuorhythmさん

こんにちは!愛媛在住のフォトライター、Natuorhythm(ナツオリズム)です!

「歌う筋肉クリエイター」を自称している私は、フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙などさまざまなジャンルで執筆活動をするかたわら、日々黙々と身体を鍛えています。
好き嫌いはあまりない方ですが、どちらかといえば猫派!某チョコはきのこ派な私ですが、どうぞよろしくお願いします!

今回は「スマホで手軽に、SNS映えする写真が撮りたい!」というよんでん編集部Yさんと一緒に、しまなみのオシャレなカフェを巡りました。

ちょっとした撮り方のコツなどもお話しながら、素敵なお店をご紹介しますね。皆さんもスマホを片手に「最高に写真映えするスポット」へとまいりましょう!

しまなみ海道の『五感で味わう』おしゃれなカフェ「munimal cafe」で映え写真撮影

munimal cafeオーナー尾形ご夫妻と看板犬むにまるくん
【Photo by 彦根藍矢】

日本総鎮守とも称される大山祇神社がある大三島。海が目の前に広がる道沿いに「munimal cafe(ムニマルカフェ)」があります。

落ち着いた音楽の流れる店内には、オーナーの「好き!」が詰まったインテリアや家具がセンス良く並べられていて、思わず写真を撮りたくなってしまう…インテリア好きの方にもおすすめのカフェです。

サイクリングの聖地・しまなみ海道に“夢のカフェ”を移転した夫婦の物語

サイクリストも集うカフェ「munimal cafe」

munimal cafeのオーナー、尾形光也さん・このみさんの趣味はサイクリング。店内には、尾形ご夫妻のロードバイクがディスプレイされています。

2021年の秋、アメリカCNNのトラベル情報Webサイトで「世界の最も素晴らしい7大サイクリングコース」に選ばれたしまなみ海道を訪れたお二人は、島々の美しさや幸福度の高さに衝撃を受けたそう。
「探し求めていたのはココだ!住んでみたい!」。当時、東京在住だった尾形ご夫妻は、2年かけて現在の物件を探したそうです。

munimal cafeの店舗外観

さすが、こだわりの強い光也さんが納得のいく物件ですね!開放感が抜群で、海の眺めが素晴らしい場所です。

munimal cafeはコーヒーを自家焙煎している

尾形ご夫妻はもともと、東京で週末にカフェを営業していました。その名も「munimal cafe」!大三島に移転オープンしても、munimal cafeの「五感で味わっていただく」という軸は、変わっていません。

「munimal cafe」で味わう、おいしいドリンク&スイーツ

munimal cafeのアイスコーヒーと「神の島レモンケーキ」

munimal cafeといえば、自家焙煎のコーヒー!
光也さんは、会社員だった頃から「漠然とカフェをしたいという想いがあった」とお話されていましたが…。実のところ、「初めは妻の好きなコーヒーを、おいしく淹れてあげたくて。気が付いたら豆を買い付けて、自分で焙煎まで始めていました」だったんだそう。

コーヒーの探求は妻を想う、そんなやさしさから始まったようですよ。とても素敵なきっかけですね…!

munimal cafeの自家製焙煎コーヒー豆

munimal cafeの自家焙煎豆は、円相(えんそう)・仙厓(せんがい)・知足(ちそく)の3種類のオリジナルブレンドがメイン。円相は香りとコクが深く、仙厓は香りと酸味が強め、知足は香り・酸味・苦味・コクのバランスが良いコーヒーです。その他、シングルオリジンのコーヒー豆もラインナップされています。

それぞれの豆をイメージした柄のパッケージも、オシャレ!大切な人へのお土産や、プレゼントにも最適です。

ワイングラスで提供されるアイスコーヒー

アイスコーヒーは、ワイングラスで提供されます。
「コーヒーの繊細な香りを十分に堪能してもらいたいから、口の大きなワイングラスで、香りごと味わってください」と尾形さん。

まろやかで、飲みやすいコーヒーでした。

munimal cafe手作りの「神の島のレモンケーキ」

このみさんが手作りしている「神の島のレモンケーキ」はこちら。
大山祇神社のある大三島で育った、みずみずしいレモンをふんだんに使ったパウンドケーキは、強いレモンを感じられる、爽やかな味わい。イートインの際は、ほんのり温めて提供してもらえますよ。

抹茶アフォガード

「伯方の塩・藻塩」を使ったクラフトアイスに、淹れたての濃い抹茶を注いで完成する「抹茶アフォガード」もおすすめです。
藻塩の塩味と甘みのバランスがとても良く、濃厚な抹茶の風味も相まって、とてもおいしい!見た目も美しく、抹茶をかける瞬間もワクワクして楽しい逸品です。

「munimal cafe」のコンセプトは『五感で味わう』

尾形さんの音楽作品たち

munimal cafeの店内には、心にスッと染み込む心地よい音楽が流れています。
音が強く主張しすぎず、しかしながら無音でもない。なんだか禅でもしているかのような、不思議な感覚です。

なんと!この音楽は音楽家としても活躍している光也さんによる作品。光也さんの発表したインストゥルメンタルのアルバムは、11カ国で1位!29カ国でトップテン入りを果たしています。大阪・関西万博でも、展覧作品のBGMを手がけたそうですよ。

EXPO 2025 大阪・関西万博で作品を展示している靴職人三澤則行氏とのmunimalコラボシューズ

munimal cafeのmunimalは、『無二(muni)』と『ミニマル(minimal)』を掛け合わせた造語。「唯一無二のかけがえのないモノ・コトをささやかに、そして丁寧にお届けできる場所でありたい」という想いが込められているそうです。

ムニまる(○)とも読めるロゴマークの『△□○』は、江戸時代の禅僧・仙厓の代表的な禅画『○△□』にインスパイアされたものだそう。角ばった自分が時に尖りながらも、徐々に丸くなっていく…まるで人生そのもののよう!シンプルながらも、実に深く考えさせられる記号ですね。

△□○グッズを見て、munimal cafeで得られた心地よい感覚を思い出したいものです。

いざ撮影!「munimal cafe」の素敵な景色を切り取ろう

店内からの眺めを撮影するよんでん編集部Yさん

では、今回は店内から見た海を望む写真を撮ってみましょう!
よんでん編集部Yさんには、特に「この角度から撮ってください」などの指定はせず、お好きに撮ってもらいました。

Yさんが撮影

「外に広がる景色と、面白い形をしたクッションを入れたいと思いました」とYさん。

  • 店内からは素敵な海の景色が見えること
  • 特徴的なクッションがあること
  • ウッドデッキには、テラス席があること

それらがちゃんと伝わってくる写真ですね。

コツをお伝えして再度撮影

Yさんに何点かアドバイスして、撮り直してもらった写真がこちら。より、印象的な写真になったかと思います!

大きく変更してもらった点は、カメラを横位置にしたこと。
最初の写真よりも海の面積は減ったものの、テラス席のあるリゾート感が増しました。最初の写真で右側に写っていた店舗の入り口を削った分、ロゴマーク入りの特徴的な壁を写せました。
さらに店内のクッションは、フレームのように部分的に入れて。そうすることにより、面白いクッションがいくつもあることを表現しています。

今ここにいる瞬間を味わえる、癒やしの「munimal cafe」

munimal cafeでコーヒーを淹れる様子

広がる海の景色を眺めながら、ゆったりとしたインストゥルメンタルを聴くこの瞬間…自分の呼吸や心臓の音、鼻先を通り抜けるコーヒーの香ばしい香りが、身体に染みわたっていきます。

『五感で味わう』がキーワードのmunimal cafeで、心安らぐ時間を楽しみましょう!

munimal cafe

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今治「海のみえるカフェ」絶景の来島海峡大橋とスイーツを撮影できる特等席

海のみえるカフェから見る来島海峡

しまなみ海道・大島と四国を結ぶ、世界初の三連吊橋の来島海峡大橋と瀬戸内海がダイナミックに広がる、抜群のロケーションを誇る「海のみえるカフェ」。

来島海峡を行き交う大小様々な船を見送りつつ、ゆったりとくつろぐことができます。
そして来島海峡大橋の迫力と造形美は、いつ見ても見事なもの!
最高に贅沢な時間を味わう『大人の隠れ家』と呼ぶにふさわしい、海辺のカフェです。

隠れ家的な「海のみえるカフェ」を営むチャーミングなご夫妻

「海のみえるカフェ」のデッキから見る景色

2025年の3月でオープン20周年を迎えた、高台にある海のみえるカフェは小島ご夫妻が営む落ち着いたカフェです。

「ここは、私の実家なのです。幼い頃から、この素晴らしい景色を見て育ちました。この大好きな景色を生かして、何かしたかったのです」と話す優子さん。そして「僕は、妻のやりたいことの手伝いをしているだけ」と謙遜する二郎さん。

「二郎さんは、優子さんのことが大好きなのですね!」の質問に、二郎さんは笑顔で「もちろん!」なんて素敵…。

「海のみえるカフェ」の落ち着いた店内

同級生の結婚式で見かけた優子さんにほれ込み、10年間アタックし続けて結ばれたと話す二郎さん。

「僕は10歳年上だから、なかなかアタックできなかった。優子さんにOKをもらうまで、全29回のお見合いをスルーしてきたよ」「今も十分キレイだけど、あの頃もとてもキレイで夢中だったんだ」。そう話す二郎さんをチラリと見ながら…

「こんな風に、いつも朝から晩まで褒めてくれるのよ」と照れながらもうれしそうな優子さんに、私たち取材陣もホッコリ。

しまなみ海道の絶景と小島ご夫婦

大学を卒業後、銀座の洋服屋で数年間勤めた優子さんは、愛媛に戻り、ご両親が営む料理旅館を手伝っていました。20年前、自宅を改装してカフェをオープン。海のみえるカフェだったので、そのまま店名にしました。
「シャレたカタカナの店名を付けても、覚えられないでしょう?きっと『海のみえるカフェ』と言われてしまうわ」「だったら、そのままの方が分かりやすくて良いじゃない?」と笑う優子さん。

ほとんど宣伝していなかったにもかかわらず、「ロケーションが最高!」「海を眺めて、落ち着ける場所」そんな口コミが広がり、あっという間に有名店に!優子さんだけではお店が回せないほど忙しくなり、二郎さんと一緒に営むようになったそうです。

すべてがおススメ、素材選びからこだわる「海のみえるカフェ」のスイーツ&モーニング

瀬戸内海の絶景を眺めながら食べる、最高のひととき

身体と心にやさしい素材選びをしている海のみえるカフェが提供するメニューは、小島ご夫妻にとって、すべてがオススメ!

「私たちが本当に美味しいと思ったものしかメニューに載せません。だから『これがイチオシ!』といったものは、特にないのですよ」とお二人。20年間、共通の趣味としてカフェ巡りをしてきた、小島ご夫妻の“おいしい”を集めたメニューはどれも魅力的です。

「海のみえるカフェ」のアイスコーヒー

海のみえるカフェの「アイスコーヒー」は、丁寧に時間をかけて水出ししています。熱を加えずに抽出しているため、雑味がありません。天然水に豆の旨みが溶け込んだ、まるみのあるやさしい味わいです。

「海のみえるカフェ」ではアイスコーヒーを提供する際も砥部焼を使用

海のみえるカフェの「ココア」は、ショコラで有名なヴァローナ社のココアを使用した、ピュアな味わい。「当店のココアは無糖なので、甘くありません。ココア本来のおいしさがしっかりと楽しめる、本物の味ですよ」。

まずは、そのまま飲んでみてください。ご希望の方には、砂糖やシロップが付くとのこと。アイスでの提供は、4月~10月までの期間限定です。

季節のロールケーキ

海のみえるカフェで人気のある「季節のロールケーキ」。ドリンク料金に350円プラスすることで、オーダーが可能です。
やさしい甘さのクリームが、しっとりフワフワのスポンジでたっぷりと巻かれています。中に入っているフルーツは、旬の果物が混ぜられているのだそう。

この時のフルーツは、ジューシーな桃でした。甘すぎず、いくらでも食べられそう!

モーニングセット

こちらは「モーニングサービス」。国産小麦を使用した優子さん手作りのふわふわ食パンと、淡路島のフライドオニオンがアクセントになったサラダ、やさしい味のスープで煮込んだ卵にヨーグルトが付いた、人気のセットです。

なんと、ドリンク料金にプラス100円することでオーダーが可能。オーダー時間は、9時から11時の間。それ以降はドリンク料金にプラス350円ですが、それでもかなりのお手頃価格ですね!

「海のみえるカフェ」に集まる⁉珍しい動物

二郎さんの背後には、愛用のカメラと写真たち

カメラ好き・動物好きな人に朗報です!テラス席からは、珍しい野生動物を観ることができるそうですよ。これまでに、ザトウクジラやイルカの群れ、立って泳ぐイノシシなどが目撃されています。

「2019年に、20~30頭のイルカが突然現れました。イルカショーは5分ほどで、撮った写真は愛媛新聞に大きく載りましたよ」と二郎さん。
元は海の男として船と関わりの深い二郎さんは、海峡を往来する船の撮影が趣味。600mm望遠レンズを付けた一眼レフカメラで、テラス席から撮影したそうです。

運が良ければ、なんとも珍しい光景が撮影できるかも!?

遊びに来た小鳥

テラス席のデッキ中央付近には、小鳥好きな優子さんが誘致した「小鳥の休憩スポット」があります。「水たまりで水浴びをしていた小鳥さんたちに、ひまわりなどのエサを与えています。毎日ちょっとずつ餌を置く場所を変えて、今の場所まで移動させてきたんですよ」。

休憩スポットには、ヤマガラやシジュウカラなどの小鳥が遊びに来ていました。

いざ撮影!海のみえるカフェの絶景を切り取ろう

撮影しているYさん

では、今回はスイーツと絶景を合わせた写真を撮ってみましょう!
テラス席で、季節のロールケーキとアイスコーヒーをYさんが撮影することにしました。

Yさんが撮影した、瀬戸内海とスイーツ

「来島海峡大橋と食べ物を一緒に撮ろうと思いました」。そう話すYさん。

  • 橋が架かった海の絶景が広がっていること
  • おいしそうなロールケーキが食べられること
  • アイスコーヒーが飲めること

それらが、ちゃんと伝わってくる写真ですね。

再びYさんが撮影した、瀬戸内海とスイーツ

Yさんに何点かアドバイスして、撮り直してもらった写真がこちら。より印象的な写真になったかと思います!

大きく変更してもらった点は、食べ物の配置。
食べ物の下にできた、影に注目してください。左寄りにあるので、この時の太陽の位置は右上です。

  • ロールケーキを、光源側の右方向へ少しずらす
  • 奥に置いたアイスコーヒーがロールケーキに影を落とさないよう、左へ移動

あとはロールケーキにタップしてピントを合わせ、F値を操作して背景をボカせばOK!

*F値に関しては、スマホの機種によって操作できないこともあります。

まるで地中海!?大人の隠れ家『海のみえるカフェ』

海のみえるカフェ外観

テラス席には、二郎さんが手作りした展望デッキもあります。会計で席を空けた後、ゆっくり散策してみてくださいね。

まるで地中海に来たかのようなリゾート感覚も味わえて、最高!
サイクリストの拠点となる「サンライズ糸山」のすぐそばにひっそりとたたずむカフェ「海のみえるカフェ」。店舗看板も控えめで、最初は分かりにくいかもしれません。ぜひ大人の隠れ家を見つけに行ってみてくださいね!

【サンライズ糸山なら、こちらの記事もぜひチェック!】

海のみえるカフェ

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今治市のかわいいカフェ「cafe vibo」で映えスイーツを撮影

cafe vibo外観

夏限定で、ここでしか食べられないオリジナルかき氷が楽しめる「cafe vibo(ヴィーヴォ)」!

新鮮な旬のフルーツを使ったものはもちろん、ゴルゴンゾーラチーズや酒粕など他にはないメニューも豊富です。超ボリューミーで、まるっこいフォルムが特徴的な「本気で作ったかき氷」が大人にも人気!

おいしいスイーツが自慢の「cafe vibo」2026年で祝・10周年!

cafe vibo店内

オープンして9年目のcafe viboは、海の近くにあるカワイイお店です。店長は、もともと食堂で働いていたという日野幸子さん。
「いつか、自分のお店を出したいと思っていました。最初はランチのお店として2年ほど営業していたのですが…」。そのうちパンケーキが人気になり、今では夏季限定でかき氷も提供するように。

cafe viboで人気の個性派かき氷とふわふわパンケーキ!

「cafe vibo」の苺のパンケーキ
【苺のパンケーキ(写真提供:cafe vibo)】

cafe viboと言えば、ふわっふわなパンケーキ。
こちらは地元のおいしいイチゴが1パック分、盛り盛りにのった「苺のパンケーキ」です。200gもの甘酸っぱいイチゴの風味とミルキーなクリームの組み合わせは、最高!

夏の間、パンケーキはお休みですが、11月頃に再開予定。もうすぐですね。楽しみ!

cafe viboのかき氷「生桃と桃のコンポート×ゴルゴンゾーラ×パルミジャーノレッジャーノ」

さて、本日の主役はかき氷!
「旬の果物を使ったかき氷は、基本その日のうちに仕込み分が無くなります」と幸子さん。こちらは「生桃と桃のコンポート×ゴルゴンゾーラ×パルミジャーノレッジャーノ」。

生桃はシャンティ(生クリーム)の上に、これでもかとのっています。ゴルゴンゾーラソースのかかったかき氷の中には、レアチーズを使ったクリームが自家製桃のコンポートと一緒に隠れていて、宝さがし気分でワクワク!

かき氷「生桃と桃のコンポート×ゴルゴンゾーラ×パルミジャーノレッジャーノ②」

最後に、パルメジャーノレッジャーノを削りながらパラパラと振りかけてくれました。
かき氷のトッピングに、ゴルゴンゾーラやパルミジャーノレッジャーノ!?しかも生桃と合わせるの?最初はビックリしましたが、一口食べてみると濃厚な味わいが癖になりそう!

「サプライズ好きなので、意外性のある組み合わせもよく作りますね。また食べたいと言ってリピートしてくださる方も多くて、常にやりがいがあります」。そうお話される幸子さんは、うれしそうに目を細めます。

テーブルから見える、厨房で忙しくされている幸子さん

パルミジャーノレッジャーノやゴルゴンゾーラと桃、ブルーベリーなどを組み合わせるといった珍しいメニューが豊富なのも、cafe viboの人気の理由の一つ。

「かき氷は、5年前からスタートしました。意外な組み合わせで期待値を超える美味しい味を、常に探求中です」と幸子さん。力作であるかき氷、実はコロナ禍のテイクアウト用に始めたメニューとのこと。今ではcafe viboの夏の主役となっています。

毎日5時間かけて仕込むかき氷は、それはもうおいしくて!開店1時間前から整理券をゲットするための行列ができています。

かき氷「カボチャプリン×ほうじ茶ジュレ」

お次は、女性客に特に人気の高い「カボチャプリン×ほうじ茶ジュレ」をご紹介。
香ばしいほうじ茶のジュレはかき氷の中に、なめらかなかぼちゃクリームと一緒に入っていました。しっかり苦めのカラメルがアクセントとなっておいしい、なめらかで濃厚なカボチャプリンがまるごとてっぺんにのっています。

かき氷にのせるカボチャプリン

薄く削れるように毎日かき氷機の刃を替えているという、くちどけの良いふわふわ食感の氷。
ほんのりラムの効いたシロップがかかった氷のベースに、キャラメルソース・かぼちゃプリンクリーム・カスタードクリームがとろりと垂らされていて、インパクトも大!

細かく砕かれたシナモンクランブルの食感と風味が、見た目と味を引き締めています。気になるビジュアルは、撮影タイムでお披露目しますね。

その前に、もう一つのお楽しみも!

かき氷メニューの手描きイラスト

かき氷を解説するイラストは幸子さんの手によるもの。かわいらしくて分かりやすく、見ているだけで食べたくなってしまうし、余計に迷っちゃいますね!

いざ撮影!cafe viboの素敵な景色を切り取ろう

撮影しているYさん

では、今回はかき氷を撮ってみましょう!
今回も特に「この角度から撮ってください」などの指定はせず、Yさんの好きなように撮ってもらっています。

Yさんの撮影したかき氷

「先ほど教わったように、背景をボカして撮りました」とYさん、さっそく実践していてナイスです!

  • プリンがのった、高さのあるかき氷であること
  • 濃厚そうなシロップが、とてもおいしそうなこと
  • ランプの飾られた、オシャレなお店であること

それらがちゃんと伝わってくる写真です。
料理の下にできた影は、左の方に流れています。海のみえるカフェでロールケーキを撮影した時と、光源の方向は同じですね。
しかし、ロールケーキのときと比べて、なんだか暗い印象かも!?

アングルを変えて撮影したかき氷

私が撮影したのが、こちら。大きく変更した点は、撮影する角度です。
先ほどの写真の背景、ベルやランプの下にできた影にご注目ください。影が右にも流れていますね。そして、かき氷の真下から手前に向かっても、薄い影があるように見えます。

窓からの光源は右からが強いものの、左や真ん中からも光が入ってきているようですね。そのため、かき氷本体が影になり、なんだか暗い印象になったようです。
この場合、窓の光源を動かすことはできません。また、かき氷は動かすと崩壊しやすいため、自分が動いて撮影してみましょう。

このかき氷はプリンも主役ですので…。

かき氷のアップ

トッピングのディテールが分かるくらい寄って撮るのもおすすめです。

あとはロールケーキの時と同じく、スマホのF値を操作すれば…より印象的な写真が撮れるかと思います。

テイクアウトクレープ専門店「くじらクレープ」もある今治の「cafe vibo」

「cafe vibo」のくじらクレープ
【くじらクレープ(写真提供:cafe vibo)】

夏が過ぎるとパンケーキと同じ頃に、テイクアウトクレープ専門店「くじらクレープ」がcafe vibo内に復活します。
「ずっとクレープも作りたいと思っていました。数年かけて、生地の配分を研究をしています」と幸子さん。よりおいしいものにアップグレードできるように、今も研究中とのこと!

ちなみにクレープに刺さっている、クジラの形をしたクッキーも幸子さんの手作りです。

「くしらクレープ」のショップカードとくじらの雑貨

もうすぐかき氷は終わりますが、パンケーキやクレープがお待ちかね。
ナチュラルポップでカラフルなかわいい雰囲気の店内で、個性的でおいしいスイーツを召し上がれ!

まとめ|愛媛今治・しまなみ海道のカフェで絶景と思い出を素敵に切り取ろう!

海のみえるカフェのテラス席

愛媛・今治にあるしまなみ海道のカフェは景観や居心地が良く、またドリンクやスイーツも最高でしたね!どのお店も、オーナーさんたちの“こうしたい”という想いのこもった素晴らしい空間がつくられていました。

さて、撮影の簡単なコツはたった3点!

  • 何を撮りたいのかイメージする
  • 光源を意識する
  • F値を操作する

この3点を意識するだけで、グッとくる写真が撮りやすくなると思いますよ。ぜひ、お試しあれ!

スマホ片手に、しまなみ海道の絶景&絶品カフェ巡りへ行ってらっしゃい!

*2025年9月18日時点の情報です。内容は変更となる場合がありますので、最新情報をご確認ください。

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