徳島夜デート＆グルメスポット5選｜徳島のレトロ感たっぷりの裏路地を満喫！

徳島市の夜の繁華街を一言で表すとすれば、まず一番に出てくるワードは「ディープ」に尽きるかと。にぎやかな大通りから路地に一歩足を踏み入れると、大通りとは趣を異にする古い建物や店舗が立ち並び、地元の人たちが足しげく通う居酒屋や飲み屋がひしめきあっています。

店構えも若干控えめなところが多く、常連さんばかりで気後れするかと思いきや、一見の観光客でも昔からの飲み仲間のようにすんなり受け入れてくれるのが徳島の夜の街。昭和を彷彿とさせる飲屋街情緒や、裏路地酒場ならではの人情物語、そして徳島の誇る山海の美味をたっぷりと堪能できます。

そんなディープな夜の裏路地で大人のデートが楽しめる、徳島の魅力的なスポットをご紹介します。

優しく奥深い味わいのおでんと人情に癒やされる「おでん盛」

細い路地の先にともる温かな明かりに引き寄せられるように店の前に立つと、のれんの奥から漂ってくるふくよかなだしの香り。「おでん盛（さかり）」は、味わい深いおでんの味と女将のすみこさんの人柄で、地元の人から愛されているおでんの専門店です。

昭和の風情を感じさせるたたずまいの店内は古き良きカウンタースタイルで、隠れ家風の雰囲気がなんとも居心地のいい感じ。デートで訪れるなら、居心地良く話が弾むこの雰囲気が二人の時間をさらに特別なものにしてくれるはず。

一番人気はやわらかい弾力を残しながらトロトロになるまでじっくり煮込まれたすじ肉に、お店自慢のだしがたっぷりと染み込んだ大根。おでんの他にも一品料理やご飯ものもあって、常連さんから一見さん問わず、0次会から〆までいろいろな目的で来店されるそうです。週末限定の「すみこカレー」は、おでんのすじ肉がたっぷり入っていて、和風のだしがふわりと香る、締めの一品として絶大な人気を誇っています。

早い時間からゆっくりと腰を据えたいときも、徳島の夜を満喫した最後にも、何度でも訪れたくなる秋田町の裏路地に隠れた憩いの場です。

「あれも、これも食べたい」という欲張りさんなら「徳島 阿波横丁」へ

「徳島 阿波横丁」はジャンルの異なる屋台が集まった屋台村のようなスタイルで、徳島グルメを余すところなく堪能できる大衆酒場です。

• 「焼き鳥 このとり」
  徳島のブランド鶏「阿波尾鶏」の串焼きや、親鳥のバラ焼き、つくね丼などが食べられる！
• 「渦屋」
  鮮度抜群の地魚や高知県産のカツオをはじめ、旬の魚介料理をたっぷり味わえる！
• 「鉄板焼き いなここ」
  人気No.1の阿波横餃子や、フワフワとろろの鉄板焼きなど、食べてみたいメニューが目白押し！

ジャンルを問わず本当においしいもの、徳島が全国に誇るブランド食材やローカルフードがそろっていて、店内にいながらはしご酒を楽しんでいる気分を味わえます。お酒のアテにもぴったりな軽めのメニューも充実していて、ドリンクの種類も豊富。

あれこれ試してみたい、好きなものを好きなだけ楽しみたい、徳島名物をコンプリートしたい、デートでいろいろな料理をシェアしたいという人におすすめ！また、さまざまな徳島名物を味わえるので、徳島観光に訪れた人を案内したいというときにも強い味方になりますね。

豪快にかぶりつきたい徳島地鶏の骨付き肉「骨付き阿波尾鶏 一鴻 徳島駅前店」

さてここで、アクセスしやすいJR徳島駅そばのお店もご紹介！

徳島のブランド鶏「阿波尾鶏」を堪能したいならば、骨付き鳥の専門店「骨付き阿波尾鶏 一鴻」も外せません。看板メニューは秘伝のスパイスで味付けられ、店内の特製窯で絶妙に焼き上げられた丸ごと1本の骨付きモモ肉。熱々の鉄板に乗せられてジュージューと音を立てながらやってくる、その強烈なビジュアルとスパイシーな香りに激しく食欲が刺激されます。

歯応えがしっかりしていて肉の味が濃い親鳥と、やわらかくて肉汁あふれるひな鳥があり、同じ鶏とは思えないほど味わいが異なる両者のどちらを選ぶか意見の分かれるところ。いずれにしても豪快に手づかみでかぶりつきたいところですが、デート中の若い女性は上手に食べられるか気になりますよね。そんなときは添えられたキッチンバサミを使ってみてください。カットしながら食べると手を汚さずに食べられるので安心です。自分好みの大きさに切ってお楽しみください。

骨付き鳥以外にも、ぼんじりやセセリ、砂ズリなどの炭火焼き、親鳥の燻製やだし巻き卵といったこだわりの鶏料理に、人気のメニューをお得に楽しめるコース料理も充実しています。

2軒目は徳島の誇るオーセンティックバーの名店「Bar 鴻 Kohno」へ

徳島のナイトスポットといえば外せないのがバー。徳島県は人口一人あたりのバーの数が全国でも指折りで、中でもオーセンティックなバーが多いことで知られています。

そんな徳島のオーセンティックバーの中でも、トップクラスの名店の一つが「Bar 鴻 Kohno」。洗練された上質な雰囲気でありながらも敷居が高過ぎることはなく、おいしいお酒と一緒に、大人の上質な時間を過ごすことができるのです。デートにもぴったりの落ち着いた雰囲気の中で、会話を楽しみながら、思い出に残るひとときを過ごせます。

徳島産のフレッシュフルーツを使用した「すだちジントニック」などのオリジナルカクテルは男女問わず人気が高く、スコッチウイスキーへの造詣が深いマスターが厳選した1,000種類はあるというウイスキーの品ぞろえは圧巻。「熟成によって味も香りも変化していくウイスキーは、いわば日本の地酒のような存在」と語るマスターと、味わい方や背景について談議するのもまた楽しいものです。

「全国バーテンダー技能競技大会」創作カクテル部門第1位、「アジアンカクテルチャンピオンシップ マカオ大会」優勝など、国内外のカクテルコンペティションで優勝経験を持つマスターが作る“本物”のカクテルをぜひ味わってみてください。

徳島市の夜景スポットといえば「眉山公園」と「LEDアート」

眉山公園

徳島のナイトスポットで素晴らしい時間を過ごした夜は、美しい夜景を眺めながら、楽しい夜の余韻に浸ってみるのはいかがでしょう？夜デートの締めくくりとして、ロマンチックなひとときを過ごせるはずです。

徳島市中心部にある眉山の展望台からは「日本夜景100選」にも選ばれた、徳島市街地の美しい夜景と、「日本百名月」にも選ばれている眉山から臨む月を眺めることができます。

LEDアート

徳島市の中心街を成す中洲「ひょうたん島」に架かる両国橋、ふれあい橋、新町橋、春日橋、富田橋と新川町・阿波製紙水際公園は“光の芸術作品”として整備されています。

気温や街の音、橋の振動、飛来する宇宙線などの信号をリアルタイムで光に変換。両国橋自らが多様な光を投げかける環境的な作品です。

阿波に伝わるラクーン（たぬき）の物語が、虹の七色を背景にLEDの白い光の絵文字で描かれています。

整然と並んだ白い光のラインがさまざまなパターンでリズムを刻み、荘厳な光の楽曲を奏でます。

徳島の伝統工芸である「藍の歴史を新町川に浸透させる」をコンセプトにした作品。流れ落ちる藍色の光が鮮やかに浮かび上がります。

日本らしい「重（かさね）」の意匠がコンセプト。内側の照明は徳島の藍色を、外側の照明は桜色、水色、黄葉色、雪色の4色で四季を表しています。

階段テラスを利用して水辺と親しむ憩いの空間、藍蔵をイメージしたモダンなシェルター、ケヤキやサルスベリ、サクラなどの樹木などがうまく融合した都会的な公園。約2,000個のLEDが「光の流れ」を演出します。

さまざまなテーマをモチーフにしたLEDアートが施され、川面に映る光と相まって、その幻想的な光景は格別な美しさを醸し出しています。

まとめ

徳島市の夜は、古き良き情緒と新しい感動が詰まったデートスポットの宝庫です。裏路地に広がる温かなお店には、どこか懐かしくも心温まる空間が。さらに、眉山からの夜景やひょうたん島周辺のLEDアートがロマンチックな夜の締めくくりを演出してくれます。ディープな徳島の夜を満喫し、特別な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。