愛でたいSTORY

高知の朝市さんぽ|日曜市から暮らしに密着した街路市までおすすめ4選

日曜市の食べ歩きグルメの一つ・アイスクリン

朝の空気が気持ちいい、高知のまち歩き。ちょっと早起きして出かけた先には、にぎやかな朝市が広がっています。

有名な日曜市をはじめ、火曜市・木曜市・金曜市と実は週に4日も開かれているのをご存じですか?新鮮な地元の野菜や名物グルメ、手作りのお惣菜から日用品まで、通りを歩けば地元の暮らしが垣間見える街路市。

そんな朝市を巡る、特別な朝活さんぽに出かけてみませんか?

日曜市|高知観光の定番スタイル!高知城のふもとで食べ歩き

高知城下の道路で行われる日曜市
【写真提供:高知市】

観光客も多く訪れる高知の日曜市。高知城のふもと、追手筋に店舗が約1kmにわたり軒を連ねる、高知最大の屋外マーケットです。

毎週日曜日(1月1日・2日、8月10日から12日までを除く)の早朝6時頃から準備が始まり、14時頃まで人々でにぎわいます。

おすすめの立ち寄り時間は10時過ぎ。人気の店舗は、正午までに商品がほとんど売れてしまうこともあるのでお早めに!

日曜市での出店者さんとお客さんのやりとり
【写真提供:高知市】
その場で揚げたてが食べられるいも天
【写真提供:高知市】

高知の食べ歩きグルメの定番といえば「いも天」!日曜市の他に木曜市にも出店しています。

その場で揚げたアツアツのいも天は、並んででも食べるべきグルメ。甘めの衣とホクホクのお芋がマッチしていて、パクパク食べられちゃいます。

昔ながらの氷菓・アイスクリン

歩いていると冷たいものが食べたくなります。そんなときにおすすめしたい高知グルメが「アイスクリン」!
アイスクリンのパラソルを見かけると、つい引き寄せられてしまいます。

シャリシャリとした食感と、やさしい甘さがたまりません♪
日曜市の他にも高知城など、主要観光地に出店していることもあるので、見かけたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

日曜市の道沿いには、高知グルメの宝庫「ひろめ市場」もあります。詳しくはこちらの記事をチェックしてみて!

また、映画「県庁おもてなし課」では、日曜市が登場しました。詳しくはこちらの記事をチェックしてみて!

日曜市

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火曜市|水路の上に市場!?土佐の小さな台所で暮らすように旅する

水路の上に出店する火曜市
【写真提供:高知市】

もっと地元の日常に寄り添うように、高知の素顔を感じてみたい。
そんなときに訪れてほしいのが、「火曜市」。

高知城から車で約5分の場所で開催されています。路面電車(とさでん交通)なら、高知駅前から上町四丁目まで約10分、電停から徒歩約2分とアクセス良好です。

毎週火曜日に開かれるこの街路市の魅力は、なんといってもそのユニークなロケーション。お店は、幅およそ2mの水路の上に並んでいるんです!
江戸時代の始めから残るという水路に戸板を渡して、その上にお店を広げるスタイルは、火曜市ならでは。

足元をのぞくと、水路をのんびりと泳ぐ小魚たちの姿が。どこか涼しげで、時間の流れまでゆるやかに感じられます。

季節の野菜や手作りのお惣菜を手に取りながら、昔から続く暮らしの風景に触れる。そんな、やさしいひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。

火曜市の出店者さんとお客さんのやりとり
【写真提供:公益社団法人高知市シルバー人材センター】

出店しているのは、約15店舗ほど。こぢんまりとした街路市ですが、その分、まるで地元の暮らしにそっとお邪魔したような、温かい空気が流れています。

朝は早く、準備が始まるのは6時頃から。お昼過ぎの14時くらいまで開かれていて、地域の主婦の方々も日常的に利用しているそう。
まるで“土佐の小さな台所”のような存在として、地元に根づいています。

お店の人とのおしゃべりや、他のお客さんとのちょっとした会話も、街路市ならではの楽しみ。気がつけば土佐弁が飛び交っていて、ここでしか味わえない生活風景に触れることができます。
地元の人との交流を楽しみたい方や、旅先でリアルな日常に出会いたい方に、ぴったりの場所です。

火曜市

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木曜市|オフィス街の街路市・地元民のお気に入りを探る

県庁前の通りで開かれる木曜市
【写真提供:高知市】

高知市の県庁前で毎週木曜日に開かれる「木曜市」は約70店舗が並び、「日曜市」に次ぐ規模の大きさで、地元の人にとってもおなじみの存在です。

舞台は、オフィス街のど真ん中。平日に開かれることもあり、お客さんの中にはスーツ姿の人もちらほら。とくにお昼休みの時間帯になると、お弁当やランチを求める人たちでぐっと賑わいます。

野菜やこんにゃくを使った郷土料理・田舎寿司
【写真提供:高知市】

小腹が空いたらぜひ食べたい高知グルメが「田舎寿司」。高知県の山間部で生まれた郷土料理で、魚の代わりに野菜や山菜、こんにゃくをネタにして作ったお寿司です。
木曜市に限らず、街路市では定番の商品なので探してみてくださいね!

さっぱりとした口当たりのミョウガや、シャリっとした歯ごたえが心地いいりゅうきゅう(ハスイモの茎)など、高知らしい食材を楽しむことができます。

ゆずなどの柑橘酢を使った酢飯はさっぱりと食べやすく、お店によって味や具材は異なるので、ぜひ食べ比べてみて!

スーパーでは珍しい山菜
【写真提供:公益社団法人高知市シルバー人材センター】

新鮮な野菜や果物を眺めていると、ザルに盛られた山菜を発見!スーパーではなかなか出会えない、ちょっと珍しい食材に出会えるのも街路市ならではの楽しみですね。

出店者さんとの談笑風景
【写真提供:高知市】

「どうやって食べるのがおいしいの?」そんな疑問が浮かんだら、ぜひ気軽に出店者さんに聞いてみてください。地元の人ならではのおすすめの食べ方や、ちょっとしたコツを教えてもらえるかもしれません。

商品と一緒に並ぶ手書きのポップ
【写真提供:公益社団法人高知市シルバー人材センター】

それから、街路市でぜひ見てほしいのが、出店者さんの手書きポップ。

値段だけではなく、「こうやって食べるとおいしいよ」とか、生産者さんのちょっとしたメッセージが書かれていることもあって、読むだけでほっこり。まるで話しかけられているような気持ちになって、買い物がもっと楽しくなります。

木曜市

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金曜市|プロも通う、地元の“とっておき”が並ぶ朝市

JR土讃線の高架下で開催される金曜市
【写真提供:高知市】

高知市の愛宕町商店街近く、JR土讃線の鉄道高架橋がそびえる通りに約15店舗が並ぶ「金曜市」。
JR高知駅から歩いて約10分と、気軽に立ち寄れるのが嬉しいところ。
高架橋が日差しを遮ってくれるので、屋外ながらも快適に過ごすことができます。

金曜市に並ぶ新鮮な野菜たち
【写真提供:公益社団法人高知市シルバー人材センター】

店舗には、旬の野菜がどっさり。「こんなにたくさん入ってこの値段でいいの!?」と朝市プライスに驚きが隠せません。

金曜市に並ぶ新鮮な魚介類
【写真提供:公益社団法人高知市シルバー人材センター】

朝獲れのちりめんや、天日干しされた魚など海産物も並びます。

住宅街に隣接していることもあり、お客さんはもっぱら地元の方々。この穴場感のある雰囲気がたまりません。

金曜市の出店者さんとお客さんのやりとり
【写真提供:高知市】

旬の野菜や山菜、果物に海の幸、手作りのお惣菜やお菓子まで、バラエティ豊かな品揃えが魅力の金曜市。金曜日ならではの風景として、地元の料理人さんたちが週末の仕込みに使う素材を選びに訪れる姿もちらほら見られます。

旅先で、そんな“地元のプロ”の背中を感じながらお買い物できるのも、金曜市ならではの楽しみです。

金曜市

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まとめ|高知の朝市で味わう、旅の“地元時間”

高知の朝市は、日曜市だけじゃない!火曜市、木曜市、金曜市と週4回も開かれていて、それぞれに個性がいっぱい。

新鮮な食材はもちろん、地元の人とのやりとりやゆったり流れる時間が、旅にちょっとした特別感をプラスしてくれます。

早起きしてのんびり朝のさんぽへ出かければ、観光では味わえない“高知の暮らし”をそっとのぞけるはず。気持ちいい朝の空気を吸いながら、ぜひ足を運んでみてくださいね。

高知の街路市についてもっと知りたい人は、公益財団法人高知県観光コンベンション協会のWebサイトもチェック!
高知の青空市めぐり|日曜市やその他の街路市・高知県内の青空市の情報サイト

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