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地元民が愛する四国グルメを求めて!旅先ローカルチェーンのすすめ

四国旅行でのお店選びに迷ったら、地元で愛され続ける「ローカルチェーン」に注目してみませんか?
ご当地グルメを手軽に楽しめて、チェーン店ならではの安心感もあるので、初めての土地でもファミリーやグループで気軽に立ち寄れるのが魅力です。
「旅先でチェーン店?」と思ったあなたにこそ知ってほしい、四国発・ローカルチェーンの奥深い魅力を、たっぷりご紹介します。
目次
愛媛県「かどや」|出汁をかけて味わう宇和島鯛めしの名門

「鯛めし」と聞いて炊き込みご飯を思い浮かべたなら、予想をいい意味で裏切る 「宇和島鯛めし」を食べてもらいたい!新鮮な鯛の刺身を特製のタレと生卵で絡め、アツアツのご飯にたっぷりのせていただく、愛媛県でも特に漁業が盛んな南予地方ならではのスタイルです。
宇和島鯛めしを、気軽かつ本格的に楽しめるのが、愛媛県内に複数店舗を展開するローカルチェーン「かどや」。宇和島鯛めしをはじめとする郷土料理がそろいます。
地元民にも長年親しまれており、お祝い事や家族団らんなど幅広いシーンで利用されています。

お膳メニューも用意されており、その中でも宇和島鯛めしと一緒に小料理が楽しめる「彩り鯛づくし膳」が特におすすめ。前菜から鯛づくしで、鯛の魅力を余すことなく味わえます。

宇和島市のお隣、愛南町から直送されるカツオを店内で藁焼きした「藁焼き鰹のたたき膳」など、新鮮な海の幸をふんだんに使ったメニューが目白押しです!

漁業が盛んな愛媛の味をもっと味わいたいなら「かまぼこの盛り合わせ」もおすすめ。ぷりっとした歯ごたえがたまらない、愛媛名物のかまぼことあげまきを贅沢に盛り合わせた一皿です。
宇和島鯛めしと一緒に注文すれば、より深く愛媛の海の幸を楽しめますよ。


落ち着いた和の雰囲気の中で味わう鯛めしは、旅の疲れをそっと癒やしてくれるようなやさしさ。愛媛観光の合間に、ぜひ「かどや」で、地域に根ざした一杯を堪能してみてください。
かどや本店や、宇和島市役所から近い「弁天町店」など一部店舗には、キッズメニュー*もあるので、小さなお子さんのいる家族でも楽しむことができますよ。
*メニュー表には掲載されていませんが、850円(税込)で対応しています(2025年7月時点)。
「かどや」は、道後温泉や松山ロープウェー商店街といった、愛媛の主要観光地の周辺にも出店しています。

その他にも、松山空港内にも店舗があるので、旅の始めや帰路に着く前に立ち寄ってみては?
かどや 本店
香川県「こだわり麺や」|本場のうどんをセルフで楽しむ、地元密着型の人気店

“うどん文化”が根づく香川県には、うどんチェーンがたくさんありますが、県内にしか店舗を持たない、まさに“知る人ぞ知る”ローカルの名店「こだわり麺や」をご存じですか?

気軽にふらりと立ち寄れるセルフスタイルで、注文から受け取りまでがとってもスピーディー。旅の合間や忙しい日でも、さくっと満足感のある食事ができちゃいます。

出汁の旨み、麺のコシ、チェーン店とは思えない本格的な味わいに驚く人も少なくありません。
特に人気なのは「ぶっかけうどん」。秘伝のぶっかけ出汁が、つるっとのど越しのいい麺に絡み、最後の一口まで飽きさせません。

そして、香川ならではの「イイダコの天ぷら」は、旅の記憶に残るちょっと珍しい一品。
イイダコは体長5~20cmほどの小型のタコで、瀬戸内海を代表する特産品の一つとして、さまざまな郷土料理に使われています。

天ぷらやおにぎりがずらりと並ぶカウンターで、どれを選ぶか迷う時間もまた楽しいひとときです。

明るく元気な声が飛び交う店内には、地元の常連さんの姿も多く、まさに「リアルな香川の日常」を感じられる空間。

座敷席がある店舗(丸亀田村店)や、子ども用の椅子・食器の貸し出しもあり、ファミリーへのやさしい気遣いがうれしいですね。
観光で訪れた方には、JR高松駅から徒歩約5分という好立地の「サンポート高松店」が便利でおすすめ。お昼どきのちょっとしたブレイクタイムにもぴったりです。
肩肘張らずに、本当に美味しいうどんを食べたいとき。香川の空気を感じながら、地元民に混じってほっと一息。そんな「日常に寄り添ううどん時間」、過ごしてみませんか?
高知県「明神丸」|炎が立ち上る臨場感、藁焼き鰹のたたきの有名店

旅先での忘れられない食の思い出って、ただ「美味しい」だけじゃない。どれだけ心を動かされたか、その体験ごと記憶に刻まれますよね。
そんな衝撃を味わえるのが、高知名物である鰹のたたきで人気の「明神丸(みょうじんまる)」です。

藁を豪快に燃やし、立ち上る炎と香ばしい匂い。目の前で繰り広げられる“藁焼きパフォーマンス”は、料理というよりまるで一つのショーのよう。

思わずカメラを構えたくなるような臨場感に、大人も子どももくぎ付けです。

看板メニューは、「藁焼き塩たたき」。皮目はパリッと香ばしく、中はしっとりレア。絶妙な火入れで仕上げられた一皿は、高知の食文化をまっすぐに体感できるごちそうです。

さらに通好みの「鰹のハランボ藁焼き」は、脂ののったお腹の部分を使った贅沢な一皿。とろけるような口あたりと、噛むほどにあふれる旨みに、思わずため息が漏れます。
その他にも、高知らしいメニューが明神丸ではたくさん食べられます!

例えば、きゅうりを丸々一本ちくわに入れた高知スタイルの「ちくきゅう」は、おつまみにぴったり。

うつぼの唐揚げは、皮はぱりっと、白身はふわっとしていてどんどん食べられます。
見た目は怖いうつぼですが、クセがなく食べやすいので、ぜひトライしてみて。

高知といえば、川の恵みも要チェックです。
香り豊かな青さのりをサクサクの天ぷらでいただくことができます。

「土佐巻き」と呼ばれる、鰹のたたきを巻き寿司にしたご当地メニューも人気。香ばしい藁焼きカツオと酢飯の相性が抜群で、お酒のあてや締めの一品にもぴったりです。

高知ならではの素材を使ったお料理と一緒に、地酒の飲み比べも楽しめるのがうれしいところ。地元のお酒がとにかく充実しています。
地元の人がふらりと立ち寄って一杯。そんな気軽さがありながら、旅先でちょっと特別な夜を過ごしたい人にもぴったりなお店です。
一人でも入りやすいので、自分へのごほうび時間として訪れるのもおすすめ。

系列の「はなれ」では、藁焼き体験や子ども用メニューが用意されており、ファミリーでの食事にもぴったり。

明神丸はなれのお子様セットは、なんと漁船を模した器で提供されます!
これはお子さんのテンション上がること間違いなしです。

どの店舗も、とさでん交通の電停から徒歩約5分とアクセスも良好なので、旅のスケジュールに組み込みやすいのもうれしいポイント。

高知の「今ここだけの味」を、目と舌でしっかり味わって。そんな食事シーンが、旅の記憶に鮮やかに残るはずです。
明神丸は、「ひろめ市場」にも出店しています。
徳島県「ラーメン東大」|濃厚甘辛スープでとりこになる徳島ラーメンの名店

徳島に来たら、一度は食べておきたい「徳島ラーメン」。こってり濃厚なスープと甘辛い豚バラ肉がクセになる一杯は、地元はもちろん、県外にも多くのファンがいる人気っぷり。ラーメンというより、どこか“すき焼き”にも似たテイストが新鮮で、ひと口でご飯がほしくなるような満足感たっぷりの味わいです。
そんな徳島ラーメンの老舗店といえば「ラーメン東大」。

看板メニューの「東大ラーメン」は、豚骨と鶏ガラをじっくり煮込んだ濃厚スープに、徳島県産の濃口醤油を合わせた一杯。
卓上には無料の生卵が置かれていて、卵を絡めてすき焼き風にしたり、ご飯にのせて“ラーメン丼”風に楽しんだりと、食べ方は自由自在。

自家製背脂ダレと刻みニンニクをトッピングした、ガツンと濃いめの「こってり」バージョンも人気。がっつり食べたい派には特におすすめです!
店内は、昔ながらのラーメン店のような温かな雰囲気で、カウンター越しに調理の様子を見ながら待つ時間も楽しいひととき。

ふらっと1人でも入りやすく、夜遅くまで営業しているので、旅の終わりに立ち寄るのにもぴったり。テーブル席もあるので、ファミリーや友人同士でも気軽に利用できます。

家族連れにうれしいサービスも充実。「沖浜店」、「藍住インター店」では、大人1杯の注文につきお子様ラーメン1杯が無料*に。
特に駐車場が広い沖浜店は、アクセスも良く、地元の家族連れの利用も多い人気店です。
*2025年7月24日時点での情報です。小学校3年生までのお子様が対象です。

旅先で「本場の味」を楽しみたいとき、地元で長く愛されてきた名店の味は、やっぱり間違いなし。お腹も心も満たしてくれる一杯を、ぜひ味わってみてください。
ラーメン東大 大道本店
まとめ|地元に根ざしたローカルチェーンで、四国の“ほんもの”の味を
旅先での食事選びは、意外と悩ましいもの。せっかくなら“本場の味”を楽しみたいし、できればハズしたくない……。
そんなときに頼れるのが、地元の人たちに長く愛されているローカルチェーンのお店たちです。
今回ご紹介したのは、四国の各県で定番のご当地グルメが味わえる、信頼度抜群のローカルチェーンばかり。
どのお店も、観光客にもやさしく、ファミリーでも立ち寄りやすい工夫がいっぱい。チェーンだからこその安心感と、地元だからこそのこだわりが両立した“いいとこ取り”の味が、そこにはあります。
おいしいだけじゃない、ちょっとした発見や驚きもある「ローカルチェーンめぐり」。次の旅のごはんは、地元に根ざした“ほんものの味”に出会いに行きませんか?