愛でたいSTORY

愛媛のおすすめ釣り体験スポット|初心者・子連れOK!釣って食べられる場所も

宇和海で釣れたカサゴ

瀬戸内海に宇和海、ひいては太平洋と、海に囲まれている立地から豊かな漁場に恵まれている四国。そのため、全国から釣り好きが訪れる人気の釣り場がたくさん!

その中でも今回は、「釣りに初めて挑戦する」方でも安心して体験できる愛媛県内の釣りスポットをご紹介したいと思います!

お子さん連れでも安全に楽しめるようなスポットから、大物が狙える穴場まで…お休みの日に家族やカップル、友人同士でアウトドアな一日を楽しみませんか?

*訪れる際は、事前に各施設の注意事項などを必ずご確認ください。

大洲市|清流を泳ぐ川魚を釣って食べよう!「あまごの里」

あまごの里の外観

まずご紹介するのは大洲市にある「あまごの里」。

川沿いにあり聞こえてくるせせらぎが心地よい山間の釣り堀です。思わず「ただいま~!」と元気よく言いたくなるようなノスタルジックな雰囲気♪まさに“夏休みのおばあちゃんち”に帰ってきた気分になれるレトロなたたずまいです。

ここではアマゴ、ニジマス、イワナの3種類の川魚が養殖されており、釣り堀で釣った川魚はなんと、その場で調理してもらえるんです!釣ったばかりの新鮮な状態で川魚を存分に味わえちゃうのはうれしいポイント。自分で釣った魚のおいしさはひとしおです…!

釣り上げたばかりの新鮮な魚を使った料理

ちなみに釣り上げた魚をあまごの里で調理してもらう場合は、釣り堀の利用料が無料になるので釣りと食事をセットで計画するととってもお得!定番の塩焼きからフライまでいろいろなメニューが選べます♪

釣る前に食べたい料理を相談しておくと釣る魚の種類や量の目安を教えてもらえるので、初めて釣りをする人も安心です。

いけすの中には大量の魚たちが泳ぐ

やっぱり気になるのは釣果…。テクニックがなくても、釣り歴が浅くても心配ご無用!養殖いけすの中には魚がたくさんいるので簡単に釣ることができちゃいます♪

長い時間ヒットを待つのも釣りの醍醐味ですが、お子さんや初めて釣りに挑戦する人にとってはさくっと釣って食べる一連の流れのスムーズさも必要ですよね。

なお、釣った魚は買取となるので、あまりに釣れるからと楽しくなって釣り過ぎにはご注意くださいね!

親子で一緒に川魚釣りデビュー

ありがたいことに釣った魚を持ち帰りたい場合は袋や氷(無料)、保冷バッグ(有料)も準備されているので本当に手ぶらで行けちゃいます!

おひさまの下で元気いっぱいに釣りを楽しんで、マイナスイオンたっぷりの空気を吸えばそれだけでも癒やしのエネルギーチャージ完了!田舎への帰省を半日で楽しめるので、ショートトリップや親子での釣りデビューにもぴったりです。

あまごの里で楽しめる釣り方

  • ダンゴ釣り
    ウキを使ったエサ釣りの一種。ダンゴ状のエサを仕掛けや針に付け、水中で崩れたエサを魚が食べているうちに釣るという方法です。
あまごの里のそばを流れる河辺川

あまごの里

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今治市|手ぶらでOK!瀬戸内海で島釣り「フィッシングパーク大三島」

フィッシングパーク大三島の外観

しまなみ海道の真ん中に位置する大三島。多島海を眺めながらのんびりと釣りができたら最高だと思いませんか?

そんな夢をかなえてくれるのが大三島ICから3kmほどでたどり着く「フィッシングパーク大三島」。なんとここでは“釣り掘”と“釣り桟橋”で釣りができちゃうんです!自分の経験値や狙いたい魚種で選べるのがいいですよね♪

釣り堀は親子でも安全に楽しめる柵付きのいかだ

まず、釣り堀で狙える魚種はアジとマダイ。

いけすと海への転落防止対策として通路の両側に手すりを完備!バランスを崩しやすい海の上ですが、お子さん連れでも安全に釣りを楽しめます。

これならパパ・ママも童心に返りながら一緒に堪能できそうです…!

瀬戸内海の魚と駆け引きができる釣り桟橋

釣り桟橋は実際に瀬戸内海を泳ぐ魚たちを狙うコース。運が良ければマダイ、カワハギ、チヌ、ヒラメなどがかかるそう。釣り堀に慣れてきたらぜひチャレンジしてみましょう!

一見穏やかそうに見える瀬戸内海ですが、その下は来島海峡の急流が複雑かつワイルドに行き交っています。さすがかつて水軍がいた海…!

そんな環境下で育った魚は身が引き締まっていておいしいと評判!大物を狙ってぜひ挑戦してみてくださいね。ヒットした時のぐっと魚の重みを感じる感覚は一度体験するとリピーターになること間違いなしです♪

目的に合わせて場所やコースを選択できる

エサの販売や釣り具のレンタルもあり、手ぶらで始められます。その他にもライフジャケットの貸出しも行っているので安全面の対策もバッチリです。また、「見学コース」も選べるので釣りをせずにお子さんの釣り姿を見守りたい方にもうれしい仕様♪

釣った魚でバーベキュー(要予約)もできるのでグループでお出かけするレジャースポットとしてもおすすめです。

フィッシングパーク大三島で楽しめる釣り方

  • サビキ釣り*
    手軽に楽しめる入門編の釣り方です。コマセというエサを海中にまいて魚を引き寄せて、その中に仕掛けのサビキを投入して釣る手法です。
  • ルアー釣り
    疑似エサを使った方法です。生きているかのように水中で泳がせて魚を食い付かせます。

*フィッシングパーク大三島ではエサ釣り全般を楽しむことができますが、サビキ釣り用のエサの販売があるので迷った方にはおすすめです!

フィッシングパーク大三島

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八幡浜市|開放感あふれる桟橋で狙うは大物!「おさかな牧場 シーロード八幡浜」

海上散歩が堪能できる“びゅうブリッジ

釣りに慣れてきて、自分の道具がそろってきた頃に行ってもらいたいのが「おさかな牧場 シーロード八幡浜」。宇和海を望める八幡浜は、豊かな漁場として釣り人の間でも人気のスポットなんです。

この施設の特徴はなんといっても向灘に向かって突き出した全長81mの“びゅうブリッジ”!渡った先では360°のオーシャンビューが楽しめます!青い海に白い橋がとても絵になる景色で、気分はまるで海の上を散歩しているかのよう…!両手を広げて海風を浴びながら歩くと爽快感抜群◎抜け感があってポスターやCMに出てきそうな最高のロケーションです。

びゅうブリッジを渡る様子はまるで海上散歩

桟橋を渡れば簡単に沖まで出られます。

「沖まで出ると何がいいの…?」そんな声が聞こえた気がしたのでここでワンポイントアドバイス。魚はある程度水深のあるところを泳いでいるので沖釣りがマスト!

釣り姿も絵になる一面のオーシャンビュー

びゅうブリッジを渡ると、目下には魚のすみかになるような水深約20mのエリアが広がっています。遠投しなくてもしっかりと魚を狙うことができるので、初心者でも魚との遭遇率が自然にアップ!

釣れにくい厳寒期でも釣果はばっちり

じゃ~ん!今回訪れたのは2月でいわゆる厳寒期なのに、約1時間でカサゴ、エソ、そして60㎝超のハマチをゲットと大健闘…!細長く、骨の多いエソはかまぼこやじゃこ天の原材料にもよく使われており、八幡浜らしい魚です。ハマチはいわゆる青物で、狙わない釣り人はいないほどの人気者。

潮通しも良く青物、鯛、アジなど多種多様な魚種を狙うことができるのも宇和海ならでは。大物狙いの方におすすめしたい穴場スポットなんです。

おさかな牧場 シーロード八幡浜でのおすすめの釣り方

  • エサ釣り
    釣りの基本形ともいえるのがエサ釣り。ターゲットとなる魚のエサを使ってヒットを狙います。
  • ルアー釣り
    疑似エサを使った方法で、魚との心理戦に挑戦したい方におすすめ。疑似エサをリアルに見せるテクニックも磨かれます。

*釣り具のレンタル、渡し船、エサ・氷の販売はありません。

おさかな牧場 シーロード八幡浜

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ちょっと寄り道♪「あわしま堂 本社」で釣りのお供におやつをゲット

ちなみに、車で10分ほどの場所には「あわしま堂 本社」があります。実は工場併設の直売所があるんです…!集中力が必要な釣りに甘いものは必須。立ち寄ってみてはいかがでしょう?

釣りのついでに訪れたいあわしま堂直売所

Xで事前にイベントカレンダーをチェックしてから行くのがおすすめ。季節ならではのフェアやお得にあわしま堂商品が手に入る日もありますよ~!

工場併設の直売所ということもあって、商品のラインナップが豊富。スーパーでもよく見かけるなじみ深いお菓子メーカーですが、この品ぞろえにはびっくり!手軽に食べられるものも多いので、釣りのお供にもぴったりかもしれませんね♪

工場併設なので和菓子のラインナップが豊富

まとめ

釣りは一見ハードルが高そうですが、場所や施設を選べば手軽にトライできます!

自然の中でぼーっとしたいお疲れ気味の方にも、お子さんにのびのび遊んでもらいたいと思っているパパ・ママにもおすすめしたいアクティビティの一つです。自分で釣った魚を食べる経験は、食育にもなりますね。

今回は愛媛県の川、瀬戸内海、宇和海を楽しめるスポットをご紹介しました。各エリアで魚種や自然環境も異なるので夏休みの自由研究にもぴったりかも…?