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徳島のグランピングは冬でもあったか!剣山の自然の中で郷土料理や温泉を楽しもう
「グランピング」とは、「グラマラス(魅力的な)」と「キャンピング」を掛け合わせた造語で、一言でいうと「手ぶらで楽しめる豪華なキャンプ」のこと。近年のアウトドアブームを背景に、グランピングも大流行!
「アウトドアを楽しみたいけれど、テントの準備や片付けは面倒…」「豪華な食事や温泉も外せない!」という欲張りな望みを全てかなえてくれることから、人気上昇中の宿泊スタイルなんです。
今回は、編集部がおすすめする徳島県のグランピング施設「glampark つるぎの湯」の魅力をお届け!周辺の観光スポットもご紹介しているので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね。
目次
秘境の地で特別な時間を楽しめる「glampark つるぎの湯」
「glampark つるぎの湯」は、徳島県西部の美馬市にあるグランピング施設です。標高1,955mの西日本で2番目に高い山「剣山(つるぎさん)」の近くに位置し、静かで自然あふれる立地が特徴。
以前は1日1組限定でしたが、2023年に2棟目がオープンし、最大8人(1棟4人)まで宿泊可能に!大自然に囲まれながら家族や友人とわいわい過ごすことができ、グランピングデビューにもぴったりです。
冬でも暖かい!ドームテントで快適な宿泊体験
「glampark つるぎの湯」の居室スペースは、広々としたドーム型のテント。断熱性や遮光性に優れ、雨天や強風の日でも心地よく過ごせます。
エアコンも完備されていて、オールシーズン快適!コンセント、電気ケトル、冷蔵庫、ドライヤーなど、設備やアメニティーもホテル並みです。
ドームテントの窓からは剣山の雄大な景観が楽しめます。これぞグランピング!
剣山連峰を眺めながら広いお風呂で極楽気分!
「glampark つるぎの湯」の魅力の一つは温泉!隣接する入浴施設「つるぎの湯 大桜」を利用することができるんです。美馬市木屋平の交流拠点として生まれたこの施設は、地元の人も集う人気スポット!
大浴場には大きな窓があり、剣山の豊かな自然を眺めながら広い湯船に浸かると、気分はすっかり極楽です。
施設内にはサウナもあり、至れり尽くせり。露天には「ととのいスペース」も完備されていますので、思う存分「ととのい」ましょう。
山歩きで疲れた体をゆっくり癒やして、明日からの元気もチャージ完了!
徳島県の郷土料理×BBQのフルコース!「ひらら焼き」に舌鼓
「glampark つるぎの湯」のもう一つの魅力は食事。徳島県の郷土料理×BBQのフルコースが楽しめます!*
豪華でおいしい食事はグランピングの醍醐味。キャンプと違って自分で準備しなくていいのがうれしいですね♪
地元産の新鮮な食材をぜひご賞味あれ。
*郷土料理「ひらら焼き」を堪能する地元BBQプラン【1泊2食付き】の予約が必要です。
中でも、徳島県の郷土料理「ひらら焼き」は、ぜひ味わってほしい一品!たっぷりのみその上に、アメゴ(川魚)を丸ごとのせて、野菜と一緒に豪快に焼き上げます。大自然の中で育ったアメゴはしっかりと身が引き締まっていて、食べ応え抜群ですよ。
食材の持ち込みもOK!ドームテントのすぐ横にあるBBQスペースは屋根付きで、雨の日でも楽しめます。
glampark つるぎの湯
- 徳島県美馬市木屋平川井270
- あり
- https://www.tokushima-glamping.com/
- https://lin.ee/Q2znuiy
伝統的な町家が並ぶ歴史的エリア「うだつの町並み」を散策
グランピングを堪能したら、周辺の観光も楽しんでみませんか?徳島県美馬市には、趣深い観光スポットがたくさんあります。
「glampark つるぎの湯」から車で1時間ほどの場所にある、脇町の「うだつの町並み」は江戸時代にタイムスリップしたような気分が味わえる場所です。
「うだつ(卯建)」とは、隣家との境に設けられた防火用の壁のことで、「うだつが上がらない(ぱっとしない・出世しない)」という慣用句の語源にもなったといわれています。
もともと防火壁として作られた「うだつ」は、いつしか富や成功の象徴となりました。
脇町には現在も約430mに渡って伝統的な町家が残っており、50ほどの「うだつ」が当時のままに近い形で見ることができる、国の重要伝統的建造物郡保存地区となっています。
近隣にはおしゃれな古民家カフェやレストラン、徳島県の伝統工芸「藍染め」や、美馬市の伝統工芸品「美馬和傘」の体験ができる施設などもあるので、ぜひ訪れてみてくださいね。
うだつの町並み
- 徳島県美馬市脇町大字脇町
- 0883-53-8599(一般社団法人美馬観光ビューロー)
- あり(道の駅 藍ランドうだつの駐車場をご利用ください)
- https://mimakankou.or.jp/event/udatsunomachinami/
華やかに咲き誇る洋ランに魅了される「あんみつ館」
「あんみつ館」は、脇町にある洋ランのショールーム兼直売所。シンビジウムやコチョウランなど、色鮮やかな洋ランが一年を通して楽しめます。
脇町に本社を構え、これまでに600品種以上のシンビジウムを開発してきた「株式会社河野メリクロン」が運営。「あんみつ館」という名前は、1986年に開発されたシンビジウム「ラッキーフラワー・あんみつ姫」が由来です。
長い研究の末に生まれたシンビジウムは美しく、寒さに強くて育てやすいことから高い人気を集めています。
シンビジウムがシーズンオフの5月〜10月には、コチョウランやデンファレなどがお目見え。
洋ランを使ったハンドクリームやシャンプー、せっけん、育毛剤など、オリジナル商品も販売しています。お土産にいかがでしょうか?
あんみつ館
- 徳島県美馬市脇町北庄551-2
- 0883-53-1187
- あり
- https://anmitsukan.com/
- https://instagram.com/anmitsukan_tokushima/
昭和レトロの雰囲気が逆に新鮮!「脇町劇場 オデオン座」
「脇町劇場 オデオン座」は、脇町にあるレトロな劇場です。戦前は歌舞伎などを上演する芝居小屋「脇町劇場」として、地元の人たちに親しまれていました。
建物の老朽化などにより一時は取り壊される予定でしたが、人気映画の舞台として使われたことがきっかけで保存されることに。
現在では建物が創建時の姿に修復され「脇町劇場 オデオン座」として上方落語公演や歌謡ショー、映画上映、また市民の発表の場としても使われています。
一般公開もされており、「まわり舞台」や「奈落」など、今では珍しい劇場設備が見学可能です。
脇町劇場 オデオン座
まとめ
今回は、徳島県美馬市のグランピング施設「glampark つるぎの湯」の魅力と、周辺のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
美しい山々の風景を眺めながら入れる温泉、地元の新鮮な食材を使った郷土料理など、この地ならではの魅力がぎゅっと詰まった「glampark つるぎの湯」。
晴れた日には満天の星空観測も楽しめるので、「休日は心ゆくまでアウトドアを満喫したい!」という方はぜひ、宿泊先に選んでみてはいかがでしょうか?
徳島県の文化や歴史に触れられる観光スポットを併せて巡ると、きっともっと特別な思い出になるはず!