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高知インスタ映えスポット5選!美しき水景に癒やされる高知の絶景旅
白波立つ太平洋と緑深い四国山地に挟まれた高知県は、SNSで話題のインスタ映えする美しい水景が点在しています。豊かな水景を前にくつろいでいると、透明度の高い水に心身ともに洗われるかのよう。フォトジェニックな水面の神秘と癒やしを求める高知旅を紹介します!
目次
さまざまな“青”を魅せる「仁淀ブルー」
高知県の清流というと「四万十川」が有名ですが、高知県には他にも驚くほど美しい清流があります。
国土交通省が実施している全国の一級河川の水質調査により、「水質が最も良好な河川」に過去何度も選定されている「仁淀川」。日本のみならず世界的に見ても透明度が高く、“奇跡の清流”ともいわれています。
そして近年、その透明度のあまりにエメラルドグリーンともターコイズブルーとも呼べるような“青”にきらめく美しさは「仁淀ブルー」と呼ばれ、インスタ映えすると人気を呼んでいます。
仁淀ブルーは特定の場所を指しているわけではありませんが、上流にある支流では特に美しい“青”が見られます。中でも、にこ淵・安居渓谷・中津渓谷は代表的な3大スポットです。
インスタ映えする写真/動画スポット・時間帯
仁淀ブルーは年間を通してきれいに見えますが、木々の緑も楽しみたいなら春〜夏、紅葉狩りを兼ねるなら秋(11月頃)、水流の迫力を感じたいなら夏、水の透明度の高さを求めるなら冬がおすすめ。
晴れた日の日中、太陽光が差し込んだ時に撮影するときれいな仁淀ブルーを撮ることができます。
- にこ淵
地元では水神様の化身である大蛇が住む神聖な場所とされています。道路脇から急な階段を100段ほど下ったところにある滝壺は神秘的な美しさ。
*マナーを守り、静かに景観をお楽しみください。入水、飲食、トイレなどは禁止されています。また、滝壺には崖下へ、急勾配の階段(約100段)を降りることになりますので、歩きやすい靴でお越しください。
仁淀川支流・安居川がつくる渓谷。範囲が広く、散策に1〜2時間ほど見ておくべし!そのぶん見どころがいくつもあり、水晶淵とその先の砂防ダム、荒男谷、乙女河原、飛龍の滝、みかえりの滝などが代表的です。
仁淀ブルーが知られる前から巨岩や滝など、変化に富んだ自然で人気の高かったスポット。渓谷を縫うように走る遊歩道を進むと、渓谷のシンボル「雨竜の滝」があります。
仁淀ブルー
- 高知県土佐市・いの町・仁淀川町・佐川町・越知町・日高村(仁淀川流域)
- 0889-20-9511(仁淀ブルー観光協議会)
- https://niyodoblue.jp/(仁淀ブルー観光協議会)
- https://www.instagram.com/niyodoblue_kanko/(仁淀ブルー観光協議会)
郷愁を誘う最後の清流「四万十川」と「沈下橋」
全長196kmにもわたる四国最長の大河で、「日本最後の清流」と呼ばれる「四万十川」。
ここでは、アユの火振り漁、ゴリのガラ引き漁など、先人たちが地形や気象、川魚の習性などを利用して生み出してきた伝統漁法が、四季折々に行われています。
生態系の保全や魚の乱獲防止に役立つ持続可能な漁を行う様子は、自然と調和しのどかな風景をつくり上げています。
また、四万十川の特徴的な風景の一つが沈下橋。台風が頻繁にやってくるこの地域では、洪水で橋が水中に没することを想定し、川のさらなる氾濫と橋の崩壊を避けるために、最初から欄干のない橋が架けられています。あるがままの自然を受け入れ、共に生きていこうという流域の住民たちの暮らしを象徴しているようです。
山々を背景に淀みなく雄大に流れる川は、流域の人々の暮らしに寄り添い、支えてくれています。そこには日本の原風景が確かに存在しており、心の奥に郷愁を呼び起こしてくれる場所として多くの人々が訪れています。
インスタ映えする写真/動画スポット・時間帯
川や周りの自然を入れて遠景で沈下橋全体を撮影したショットをよく見ますが、沈下橋を渡りながら真っすぐ伸びる橋を中心に据えたショットを撮るのも面白い!
季節や時間、天候に関わらずそれぞれの趣がある写真が撮れますが、爽やかな川らしい風景を狙うなら春〜夏の晴れた日の日中がおすすめ。
- 今成橋(佐田沈下橋)
四万十川最下流・最長の沈下橋。多くの観光客でにぎわいます。
- 岩間沈下橋
写真撮影をする観光客が多い沈下橋。ポスターやテレビでもよく登場します。
- 勝間沈下橋
橋脚が3本ある珍しい沈下橋。「釣りバカ日誌14」の撮影現場としても知られます。
- 黒尊渓谷
四万十川支流で最も水の透明度が高いとされる黒尊川上流の渓谷。紅葉の名所として知られるため11月上〜下旬の紅葉シーズンに訪れたい!
大きく蛇行しながらゆったりと流れる川の風景を撮りたいなら中下流域へ。特に下流域は川幅が広く流れも緩やかで、観光遊覧船や沈下橋、伝統的な川漁などの風物に出会えます。
四万十川
- 高知県津野町・梼原町・中土佐町・四万十町・四万十市(四万十川流域)
- 0880-35-4171(四万十市観光協会)
- https://www.shimanto-kankou.com/(四万十市観光協会)
- https://www.instagram.com/shimantocity_tourism/(四万十市観光協会)
南国リゾートのような風景「柏島」
四国西南地域の中でも、さらに西南端に位置する柏島。豊後水道と黒潮の流れがぶつかる海域に面しているため、日本の海に生息する魚種の約1/3がいるといわれており、世界でも有数のダイビングスポットとして愛好家に知られています。
近年、海のあまりの透明度の高さに、SNSで「船が宙に浮いて見える」と話題に。エメラルドグリーンに輝く海は、浅瀬でもサンゴや色とりどりの熱帯魚を観察することができます!南国リゾートの海そのものの風景が眼前に広がりますよ。
インスタ映えする写真/動画スポット・時間帯
話題の「船が浮いて見える」写真を撮りたいなら夏の晴れた日の日中に。日差しが強ければ強いほど海の色が鮮やかに、影がくっきりと浮かび上がるため、太陽が真上に来る正午頃が狙い目。
柏島
- 高知県幡多郡大月町柏島
- 0880-62-8133(大月町観光協会)
- あり
- https://otsuki-kanko.jp/(大月町観光協会)
- https://www.instagram.com/otsuki_kanko/(大月町観光協会)
洞内に流れる滝が神秘的な「龍河洞」
「龍河洞」は山口県の秋芳洞、岩手県の龍泉洞と並ぶ日本三大鍾乳洞の一つで、国の天然記念物・史跡に指定されています。1億7500万年という長い時間をかけて自然がつくり出した鍾乳洞は、悠久の時の流れを思わせる神秘的なたたずまい。洞内には滝も流れており、大きいものでは10mを超えます。
2019年には国内初の洞内大型プロジェクションマッピングや演出照明、BGMなどが導入され、よりインスタ映えする幻想的な体験ができるように。
気軽に探索できる「観光コース」、本格ケイビングを体験できる「冒険コース」(事前予約制)のほか、4月下旬〜9月下旬には期間限定・事前予約制で地下水の流れを感じながら本格ケイビングを楽しめる「西本洞コース(水の洞窟)」も実施しています。
インスタ映えする写真/動画スポット・時間帯
洞内8つのスポットでは、咲き乱れる花をイメージしたところ、中空に浮かぶ雲を思わせるところなど、その名称や由来に合わせた光の演出が。出口付近の洞内最上部に広がるエリアでは、幅11m・高さ6mのプロジェクションマッピングが展開されるため、各スポットで異なる雰囲気の写真を撮れます。
基本的に洞窟の内部なので、季節や時間帯、天候に左右されず撮影を楽しむことができます。
龍河洞
- 高知県香美市土佐山田町逆川1424
- 0887-53-2144(龍河洞保存会)
- あり
- https://ryugadou.or.jp/
- https://www.instagram.com/ryugado.event/
ダイナミックな自然の営み「室戸ユネスコ世界ジオパーク」
室戸は、海のプレートが動いていることの証拠を陸上にいながら観察できる、世界的にも珍しい場所です。室戸市は、その全域が2011年に国内5件目となる「世界ジオパーク」に認定されました。
「ジオパーク」とは、地質・地形から地球の過去とそれらが動植物や人間とどのようにつながっているかを知り、未来へ向けて保護や教育、持続可能な開発などの活動を行っていくエリアのことです。2015年11月にユネスコ(UNESCO/国際連合教育科学文化機関)の正式プログラムとなって以来、ユネスコの定める基準に基づいて、日本でも10地域が「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されています。
インスタ映えする写真/動画スポット・時間帯
- 室戸岬の先端
中岡慎太郎像から海岸へ下りていき、すぐ右側にある大きな岩の奥へ進むと、室戸独特の壮大な岩々の間から室戸岬灯台を望むことができます。また、11月中旬〜12月には、運が良ければシオギクやアゼトウナなどの鮮やかな花と海を一緒に写真に収めることができるかも。
- 室戸岬灯台
誰もがシャッターを切らずにはいられない魅力的なフォトスポット。青い太平洋をバックに白く輝く姿も、夕日に染まる姿も、悪天候に荒れる海を前にして雄々しく立つ姿も、全てが絵になります。
室戸ユネスコ世界ジオパーク
- 高知県室戸市
- 0887-22-5161(室戸世界ジオパークセンター)
- あり
- https://www.muroto-geo.jp/
- https://www.instagram.com/muroto_geopark/
まとめ
ところ変われば表情変わる高知のインスタ映えする水景。淀みなく、時にダイナミックに、神秘的な美しさを見せながら、地域の人たちの暮らしに寄り添うフォトジェニックな姿を見に行ってみてください。