
STORY
うどん以外も絶品!香川で食べなきゃ損するおすすめの名物グルメ

うどん県こと、香川県。やはり讃岐うどんが有名ですが…うどん以外にも、おいしいご当地グルメがたくさんあります!今回は、讃岐うどんに次ぐ香川の名物グルメを10選にしてご紹介。「うどん以外の名物を楽しみたい」「うどん巡りの合間に別の名物をはさみたい」方にぴったりの内容です!
*本記事は2025年6月19日に追記しました。
目次
スパイスがクセになる「骨付鳥」

香川県から全国区へと、徐々に認知度が広がりつつある「骨付鳥」。丸亀市発祥の骨付鳥は、鶏のもも肉をスパイスで味付けし、じっくりと焼き上げた料理です。注目したいのは、骨付鳥の特徴であるスパイス!ニンニクや黒胡椒、唐辛子をベースにしたパンチの効いた味わいが、食欲を刺激します。
ガブッとかぶりつくと、ジューシーな肉汁に香ばしさとピリッとした辛み。これぞ香川の骨付鳥!思わず、「ビールください!」と注文してしまうほど。

骨付鳥は「ひな」と「おや」の2種類があり、ひなは柔らかくて食べやすいのが特徴。おやはしっかりとした歯応えがあり、噛むほどにうまみがあふれ出します。お好みで選んでくださいね。

香川県高松市、兵庫町商店街にたたずむ「寄鳥味鳥(よりどりみどり)」は、創業30年を超える地元の人御用達のお店。職人が一本一本心を込めて仕込み、焼き上げます。スパイスは程よく、辛いのが苦手な方や初めて骨付鳥を楽しむ方にはぴったり。地元の名店でディープな香川の夜を楽しむのもいいかも。
骨付鳥 寄鳥味鳥
- 香川県高松市兵庫町1-24
- 087-822-8247
- なし
- https://www.instagram.com/yoridorimidori1986
一年中食べられる讃岐の正月の味「あんもち雑煮」

お雑煮といえば、どんなイメージですか?すまし汁、味噌、丸餅、角餅…いろいろなお雑煮が日本各地にありますよね。香川県のお雑煮は、白味噌仕立てのだしに甘い「あんもち」を入れるのが特徴です。

香川県の正月料理の定番として知られる「あんもち雑煮」ですが、県内では正月以外でも楽しめるお店があります。それが「甘味茶屋 ぶどうの木」。
ぶどうの木ではあんもち雑煮以外にも、白玉ぜんざいや和風パフェなどのスイーツに加え、ランチも楽しめます。うどん巡りの合間に、ホッと一息つきたい時にもおすすめ!
あん入りの自家製餅と白味噌だし、甘味と塩気が程よいバランスは昔ながらの家庭の味。意外な組み合わせに驚くかもしれませんが、優しい甘じょっぱさに癒やされます。
だしは作り置きをせず、注文を受けてから調理することで味噌の風味を立たせるなど「ぶどうの木」のこだわりが詰まっています。地方発送もあるので、香川のお土産にもどうぞ。
甘味茶屋 ぶどうの木
ヘルシーがうれしい「オリーブ牛」

讃岐うどん以外の名物としてオリーブも有名です。小豆島は日本で初めてオリーブ栽培が行われるなど歴史も古く、生産量も香川県が全国1位(農林水産省「令和3年産特産果樹生産動態等調査」より)。
近年、注目を集めている「オリーブ牛」は、オリーブ搾油後の果実を飼料として育った、香川だからこそのブランド牛。オリーブに含まれるオレイン酸の働きにより、コクがありながらもさっぱりとした味わいと、柔らかくて食べやすい肉質が人気です。


「オリーブ牛は脂のうまみを感じてほしいので、シンプルに焼肉やステーキで食べるのがおすすめ」と話すのは、「レストハウスしのはら」のスタッフの皆さん。こちらは精肉店が営む焼肉レストランです。オリーブ牛のおいしさを存分に味わえるよう、切り方にもこだわりたっぷり。だからサシの入り方もキレイなんですね…。芳醇な風味を存分に楽しめること間違いナシです!
レストハウスしのはら
- 香川県観音寺市大野原町大野原4140-1
- 0875-54-2666
- あり
- https://www.s-breed.com/index.html
- https://www.instagram.com/shinohara_olive/
江戸時代の献上品だった「さぬき和三盆」

「さぬき和三盆」は香川県を代表する高級砂糖で、200年にわたる伝統の味。東かがわ市を中心に限られた地域で作られたサトウキビから職人たちが砂糖の結晶を研ぎ、さぬき和三盆へと仕上げていきます。
上品な甘さと、口の中で溶けるような繊細な食感が特徴。贈り物やお茶菓子として親しまれています。

創業100年を超える「御菓子司 寳月堂(ほうげつどう)」は、伝統の製法を現代まで伝える老舗。優しい口溶けと、四季折々に変化するモチーフは、くつろぎのひとときを華やかに演出してくれます。何より、食べるのがもったいないほどかわいらしい!また、インスタ映えするデザインや、伝統の味に唐辛子やバニラなどを組み合わせた斬新な商品も要チェックです。
御菓子司 寳月堂
かわいさ抜群!カラフルな「幸せおいりソフト」

香川県の伝統的なお祝い菓子「おいり」。結婚式などで縁起物として振る舞われるカラフルな丸い米菓で、口に入れるとサクッとした食感の後、ふわっと溶けていきます。
このおいりをソフトクリームにトッピングしたのが「おいりソフト」。パステルカラーの見た目もかわいく、インスタ映えすると話題のスイーツです。

こんぴら参道で一休みできる「ことひらテラス」では、幸せおいりソフトを和三盆・ミルク・しょうゆ味の3種類から選べます。香川の名物をがっつり楽しむなら、和三盆味やしょうゆ味がおすすめ。和三盆はもちろん、香川はしょうゆ作りも盛んです。参拝後には、ぜひこのカラフルなスイーツを楽しんでみてください。疲れたときに食べるスイーツ、これぞ「幸せの味」ですよ!
パッと目を引く、ことひらテラス入り口脇のオブジェたち。これは香川県の工芸品「さぬき漆器」で作られています。ぜひ、旅の記念にインスタ映えする写真を撮ってくださいね♪
ことひらテラス
うどん県の新たな麺カルチャー「讃岐ラーメン」

「讃岐ラーメン」は、うどん文化が根強い香川県で誕生したご当地ラーメン。香川県民は麺類好きなのか、ラーメンもかなり人気界隈で勢いがあります。県西部で獲れるイリコを出汁にしたスープや、のど越しの良いコシのある麺は、うどんの製麺技術を転用した香川県らしい特徴です。
そんな讃岐ラーメンを提供するお店の代表格が「讃岐ラーメンはまんど」。初めてお店を訪れた人に必ず食べてもらいたいのが「はまんどラーメン」です。背脂がのったビジュアルはこってり系と思いきや、クドさは一切ナシ。伊吹島のいりこ出汁をベースにしたコクと甘みのあるスープが飲みやすい!平打ち太麺はモチモチ食感でこれはハマりそう。するするお箸が進みます。

つけ麺やまぜそばもあるのでリピートは必至。お土産の乾麺は主要な道の駅などでも購入できるので、お家でもはまんどの味を再現することができちゃいます。
香川県のぜひ訪れてほしいラーメン店をまとめた記事も公開中。ラーメン好きは要チェック!
讃岐ラーメンはまんど
港町のソウルフード「たこ判」

「たこ判」は、たこ焼きとお好み焼きをミックスしたような香川発のB級グルメ。大判焼きの機械で作る粉もん料理で、小腹を満たすおやつ感覚でぺろりと食べられちゃいます。

たこ判の生みの親として知られているのが、三豊市にある「元祖たこ判 小前」。昭和レトロな店構えがどこか懐かしくて心くすぐられます。
そんなローカルグルメ発祥の地で、まず味わってほしいのはスタンダードスタイル。鰹節にソース、マヨネーズ、青のりがたっぷりかかっていて、食欲をそそるビジュアルです。焼きたてはふわっふわ!さらに、食べ応えたっぷりの卵入りをはじめ、全13種類もの豊富なラインナップ(2025年6月現在)。どれにしようか迷っちゃいますね。
じっくり焼き上げるスタイルなので、注文してから焼き上がりまでに約40分かかります。あらかじめ電話予約しておくのがおすすめ。

ソース系の後に食べたくなるのが甘いもの。たこ焼きのような丸い生地にあんこが入った「小判焼き」もセットでぜひ味わって。
元祖たこ判 小前
- 香川県三豊市仁尾町仁尾辛33-9
- 0875-82-3189
- あり
- https://www.instagram.com/takobankomae/
ブランド魚を贅沢に味わう「オリーブハマチのづけ丼」

「オリーブハマチ」はその名の通り、オリーブの葉の粉末を与えて養殖したブランドハマチ。さっぱりとした味わいと歯ごたえのある身の締まりが特徴です。
おすすめの味わい方は、「オリーブハマチのづけ丼」。特製のタレに漬け込んだオリーブハマチの切り身はぷりっぷり。黄身をほぐしていただくと、また違った味わいを楽しむことができます。

オリーブハマチのづけ丼*を味わえるのは、道の駅 源平の里 むれ内にある「海鮮食堂じゃこや」。
*9月中旬~1月中旬までの秋冬シーズン限定メニューです。

丼もの以外にも、刺身や天ぷら、煮付けなどさまざまなメニューがあります。新鮮な瀬戸内の海の幸を堪能することができますよ。
セルフ形式のお店なので、小鉢と組み合わせて自分だけの海鮮定食にカスタマイズするのも楽しいですね!
海鮮食堂じゃこや
- 香川県高松市牟礼町原631-7 道の駅 源平の里 むれ内
- 087-845-6080(道の駅 源平の里 むれ)
- あり
- https://www.genpei-mure.jp/pages/23/
食欲そそる背徳の味「かしわバター丼」

「かしわバター丼」は香川発祥の丼グルメ。関西や四国など西日本の一部地域では鶏肉を「かしわ」と呼びます。ローカル感のあるネーミングもいいですよね!かしわ(鶏肉)とバターを甘辛いタレで絡めた背徳感のある一品です。

かしわバター丼を食べるなら、まずはここ「武内食堂」。なんと、かしわバター丼発祥のお店なんです。全国放送のテレビ番組でも度々取り上げられる名店です。

身の締まりが良い親鳥を使っているので、しっかりと弾力が感じられます。そして香ばしい匂いの正体は、醤油系の甘辛いタレにとろけたバター。この魅惑の組み合わせを前にして、食欲に勝てる人はまずいないはず。
タレが染み込んだご飯は何杯でも食べられそう。ボリューム満点でこってり系ですが、添えられたきざみのりとネギがいいアクセントになっていて、最後まで飽きずに食べられます。これはまさに黄金比率。
ガッツリとした香川グルメが食べたい気分の時は、かしわバター丼一択!
武内食堂
- 香川県高松市錦町1丁目11-13
- 090-7627-6863
- なし
- https://takeuchi-shokudo.com/
- https://www.instagram.com/takeuchishokudo/
香川生まれの苺「さぬきひめ」が主役!見た目も味も極上のタルト

香川のオリジナル品種のいちご「さぬきひめ」。果実が大きく、みずみずしい果汁が特徴です。しっかりとした甘さとほどよい酸味のバランスが絶妙で、香りも豊かに広がります。真っ赤でツヤツヤなさぬきひめは押さえておきたい香川フルーツ!
いちご好きさんに絶対食べてほしいのが「かにわしタルト店」の「かにわし厳選苺のタルト」。さぬきひめの他にも、そのほとんどが香川県で栽培されている「女峰」や、「さちのか」「すずあかね」など、いちごの品種別にフルーツタルトを販売するというこだわりっぷり。


期間限定商品の「いちごとピスタチオのタルト」や「いちごとチーズのプリンタルト」も、さぬきひめを使ったタルト。焼いてもジューシーな食感はまさに新感覚。これは食べ比べたくなる~!
ちなみに、オンラインストアでは生果のさぬきひめを注文*することもできます。なんと契約農家さんの朝採れいちご。タルトに使う立派な大玉サイズで楽しめますよ。
*生果のさぬきひめについては、毎年12月~5月を目途に販売される期間限定商品となります。
まとめ|うどん以外も絶品!香川の隠れた名物グルメを楽しもう

香川県のキャッチフレーズ「うどん県。それだけじゃない香川県」は、まさにその通り!グルメからスイーツまで、これを目当てにわざわざ行きたくなる名物が勢ぞろいです。ぜひ、香川県の名物グルメ巡りに出かけてみてくださいね。