愛でたいSTORY

徳島・海陽町で見つけた!フォトジェニックなおすすめ観光スポット

徳島県の南部に位置し、高知県と接する「海陽町」。この町は太平洋に面しており、美しい海を眺めながらのドライブが楽しめます。名前だけ聞くと「海の町」という印象が強いかもしれませんが、魅力はそれだけじゃないんです。山間に広がる神秘的な自然風景、ユニークなグルメ、世界的に珍しい乗り物など…どれもカメラに収めたくなること間違いナシ!フォトジェニックな旅を、ぜひ海陽町で楽しんでみて。

山間にひっそりたたずむ苔が美しい「浪切不動尊・灯明杉」

神聖な雰囲気に満ちた浪切不動尊・灯明杉
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

美しい苔のじゅうたんが広がる「浪切不動尊・灯明杉(なみきりふどうそん・とうみょうすぎ)」。海部(かいふ)駅から車で5分ほどの山間にひっそりとたたずんでいます。山門を越えると、まるで物語の中に入り込んだかのような苔の世界が目の前に。この場所には、「弘法大師が立てた杉の箸2本が芽を吹いて大木となり、落ちかかっている大岩をぐっと支えている」という言い伝えもあります。

お堂の前に鎮座する2本の杉
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

「灯明杉」という名前の由来は、海から出た灯明がこの大杉のこずえに飛んできて7晩光り続けたことにあるそうです。苔が生い茂る森林の風景は、心と体を癒やしてくれます。ただし、苔はとてもデリケートなので、苔の上を歩くのは控えてくださいね。街からも近く、気軽に訪れることができるフォトジェニックスポットです。

浪切不動尊・灯明杉

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車で約35分

水音がごうごうと鳴り響く、大迫力の「轟の滝」

轟の滝(本滝)
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

知る人ぞ知る清流・海部川。上流には大小さまざまな滝が点在しており、これらの滝群は「轟九十九滝(とどろきくじゅうくたき)」と呼ばれています。そのうちの一つである「轟の滝」(本滝)は、日本の滝百選にも選ばれている大滝です。水音がごうごうと鳴り響く様子は圧巻の迫力!

海部川上流にある滝群の一部
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

駐車場からは遊歩道が整備されており、散策も楽しめるスポット!映える場所を探して写真を撮ってみて。晴れた日はもちろん気持ちいいですが、雨の日のしっとりとした雰囲気も趣があっておすすめですよ。

遊歩道は舗装されてない場所もあるので、歩きやすい靴をお忘れなく。

轟の滝

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車で約50分

青い透き通った海に小島が浮かぶ「水床湾」の景勝

いくつもの島が浮かぶ水床湾
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

海陽町の宍喰浦(ししくいうら)にある「水床湾(みとこわん)」は、透明度の高い海で人気の景勝地です。青く透き通った海は、インスタ映え抜群!湾内にはサビ島、カゴリ島、与島、ウバ島、鈴ハエ、棚バエなど、さまざまな小島が点在しており、撮影する場所によって雰囲気が変わるのも魅力です。

透明度が高い水床湾
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

水床湾では、シュノーケリングやダイビングもでき、海の中からもその美しさを堪能できます。エメラルドグリーンの海をゆうゆうと泳ぐ魚の姿も発見できるかも!

湾内を巡るボートツアーもあります。地上から眺めるもヨシ、泳ぐもヨシ、船に乗るもヨシ!お好きな方法で水床湾を楽しんでみて。

水床湾の景勝

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車で約35分

川を眺めながら、ゆったりヘルシーランチ「なまけもの食堂」

川の横にあるなまけもの食堂
【写真提供:なまけもの食堂】

海陽町と高知県東洋町にまたがって流れる野根川の上流付近に、体に優しいヘルシーランチを堪能できる場所があります。完全予約制のベジカフェ「なまけもの食堂」です。

玄米菜食のマクロビランチや南インドカレーが人気で、メニューはどれも伝統的な調味料にこだわり、添加物や化学調味料、白砂糖は不使用。

古民家ならではの趣を残しつつ、過ごしやすく改装された店内でゆったりと時間が流れていくのを感じてみてはいかがでしょうか。

なまけもの食堂の料理
【写真提供:なまけもの食堂】

なまけもの食堂は、ランチやカフェタイムだけでなく、併設の古民家に宿泊して食事を楽しむことも可能なんです。プライベートテントサウナやヨガ体験など、滞在中のアクティビティも充実しています。一通り写真を撮ったら、スマホを閉じて自然に身を委ねてみるのもいいですね。

車で約30分

うわさの海陽町名物!ホットドッグ…じゃなくて「きゅうりドッグ」

海陽町名物のきゅうりドッグ
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

海陽町の特産品・きゅうり。そんなきゅうりを使用したB級グルメが人気です。その名も「きゅうりドッグ」!なんと、コッペパンにきゅうりが挟まっているちょっとびっくりなお総菜パン。

海陽町名物のきゅうりドッグ
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

パッケージに貼られたシールには、かわいらしいカッパのイラストが。

「きゅうりとコッペパンなんて合うの?」と最初は思ってしまいますが、食べてみるとクセになるおいしさ!その秘密は味付けにあり。浅漬けのきゅうりとみそをベースにしたソースを使用することで、相性をグンと高めているんです。

ホットドッグと違ってカロリーが抑えられているので、もう一つおかわりも!?

テレビにも取り上げられているきゅうりドッグ
【写真提供:一般社団法人海陽町観光協会】

また、きゅうりドッグにキムチをのせた「きゅうりドッグ キムチ」も人気!

きゅうりドッグは、ショッピングセンター「ピアカイフ」内のパン屋さん「宝来堂」で販売されています。宝来堂は地元の老舗お菓子屋さんで、本店はピアカイフから車で約2、3分の場所にありますが、パンの販売はピアカイフ店のみですのでご注意くださいね。

近くの海岸で食べて、ピクニック気分を味わうのもおすすめです!

宝来堂 ピアカイフ店

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車で約10分

イチゴ農家さんが手がけるスイーツ!「sweet studio やぶはな」

やぶはなの人気のチーズケーキ
【写真提供:sweet studio やぶはな】

スイーツは別腹!という方におすすめしたいのが、イチゴ農家さんが手がける「sweet studio やぶはな」のスイーツ。

期間限定のイチゴのロールケーキ
【写真提供:sweet studio やぶはな】

イチゴの季節に登場するイチゴのロールケーキやババロアをはじめ、定番人気のチーズケーキなど、どれも絶品!

やぶはなのシフォンケーキ
【写真提供:sweet studio やぶはな】

シフォンケーキも種類豊富で、どれを選ぶか迷ってしまうほど。キャラメル味やバナナチョコ味のほか、徳島県の特産品である「藍」味などの独特なフレーバーも魅力的です。 

本業はイチゴ農家であるため、実店舗はなく「道の駅 宍喰温泉 すぎのこ市場」などの町内外の施設に商品を卸して販売されています。また、農繁期はスイーツをお休みするそう。見かけたら迷わず購入がおすすめです!

sweet studio やぶはな

  • 徳島県海部郡海陽町浅川字イナ106
  • 0884-73-0889

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道の駅 宍喰温泉 すぎのこ市場

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海陽町を巡るなら、バス?列車?いいえ、「DMV」!

道の駅宍喰温泉前に停車するDMV
【写真提供:阿佐海岸鉄道】

海陽町ならではの珍しい乗り物に乗って、写真を撮ってみませんか?

海陽町と高知県東洋町を結ぶ*「DMV(デュアル・モード・ビークル)」は、阿佐海岸鉄道が運行する、線路と道路の両方を走る夢の乗り物です。

*土・日曜日、祝日は高知県室戸市方面まで運行(1日1往復)。

海沿いを走るDMV
【写真提供:阿佐海岸鉄道】

DMVは、バスから列車に、列車からバスに変更(モードチェンジ)することで、道路と線路の両方を走行することができるんです。モードチェンジのときには太鼓の軽快な音楽が鳴り、乗っているだけでもワクワクがいっぱいですよ。DMVは青・緑・赤の3台あり、車体に描かれている絵も異なります。どれが来るかは乗車までのお楽しみ!

線路を走るDMV
【写真提供:阿佐海岸鉄道】

元々、DMVが走る線路の区間は、阿佐線として旧国鉄が計画していた路線。現在は阿波海南駅から高知県東洋町の甲浦駅までを鉄道の代わりとしてDMVで運行しています。DMVの車窓から見える景色は、海に山にとフォトジェニックなシーンが多数!

DMVは路線バス同様に乗車できますが、希望の便がある場合は予約をおすすめしています。乗車する際は、駐車場もある道の駅 宍喰温泉からが便利ですよ。休日や連休中は満席となることも多いそうなので、予約してから訪れましょう!

まとめ

今回は、海陽町のおすすめ観光スポットをご紹介しました。海岸沿いを車で走るだけでも爽快で美しい風景に出会うことができますが、せっかく訪れたなら、この町ならではのグルメやアクティビティも味わってほしいところ。山に海にと各所を巡って、とびきりフォトジェニックな旅を楽しんでみてくださいね。